ディズニー史上最強のプリンセス・ラーヤ。東南アジアを舞台にしたプリンセスシリーズ最新作は、これまでのロマンティックな姫物語とは一線を画したアクションが楽しめます。相棒の龍シスーと共に”信じ合うことの大切さ”を学ぶ物語。ダイナミックな映像美とともに、少しレベル高めのかっこいい英語を覚えていきましょう。
映画『ラーヤと龍の王国』の英語名言11選
簡単なあらすじ
Disney’s Raya and the Last Dragon | Official Trailer
世界はなんで壊れてしまったのかー。かつて聖なる龍に守られ、人々が平和に暮らしていたクマンドラの王国。しかし人間の不和から生まれた魔物が王国を襲い、龍たちは命を犠牲にして人間たちを救ったのだった。
それから500年後。5つに分裂した王国ではあいかわらず人間たちが憎しみ合っている。再び魔物が現れ世界が危機に。”龍の石の守人”ラーヤは最後の龍を探すために、孤独な旅へと出る。
名言①「なぜ世界は壊れたのか」
How did this world get so broken.
By Raya(Narration)
[1:16]冒頭ナレーションシーン
平和だったはずのひとつの王国が分断し、人々がいがみ合う世界。これがラーヤの指す”壊れた世界”です。心のどこかがチクリと痛む言葉。しかし、ラーヤも壊れた世界の一員です。自分だけを頼りに、龍を探す冒険がはじまります。
・get broken 壊れる
名言②「でも人は欲深く身勝手で…」
But instead people is being people,
By Raya(Narration)
[2:40]冒頭ナレーションシーン
龍たちが命を賭して人間を守ったのに、争い合う人々。直訳「でもやっぱり人間は人間であって…」の表現が痛ましいです。争い合うのが人間のサガ。信じたくないけどそういうものとしか言えない道を歩んでいます。
名言③「きっといい世界になる」
Things could be so much better.
By Namaari
[14:35]幼いラーヤとナマーリが会話するシーン
龍はきっとまだどこかに生きてると信じる幼きラーヤとナマーリ。2人して龍の大ファン。目を輝かせながら、「龍がいたら…」と希望に満ちた日々を夢見て語り合います。このあと宿命のライバルとなる2人ですが、目指すものは実は同じ。将来2人を繋ぐ大切な思い出になるのです。
名言④「光ある限り、希望もある」
There’s still light in this.There’s still hope.
By Raya’s father
[19:15]父がラーヤに将来を託すシーン
魔物からもう逃げられないと悟った父が、未来をラーヤに託す時の言葉。父は争う王国の中で、希望をの光を絶やさなかった尊敬すべき人。このあと誰も信じられなくなったラーヤを唯一駆り立てる、心の支えになりました。
名言⑤「“信じ合おう”って気持ちを伝えるの」
A gift says “You can trust me?Can I trust you?”
By Sisu
[31:11]最後の龍シスとラーヤの出会いのシーン
探し続けた”最後の龍シス”が登場。びっくりするほど気さくなシスは、ライバルへの贈り物の提案をします。まずはさくっとラフにこの作品のテーマ「信じ合うことが大切だよ」ってメッセージを発してくれる場面です。
名言⑥「人々の不和が生んだ疫病よ」
A plague. Born from human discord.
By Sisu
[41:40]船で亡き家族に想いを馳せるシーン
家族を亡くし孤児ブーンが、シスーに「魔物って実際なんなの?」と尋ねたときの返事。この映画で覚えるべき英語「human discord 人々の不和」が登場です。ディズニー作品では珍しい、人間の形をしていない敵ですね。人々の邪悪な気持ちが垣間見えた瞬間に姿を現します。
・discord 不和、仲たがい、内輪もめ
名言⑦「自分に約束。死んじゃダメ」
Note to self. Don’t die.
By Raya
[59:15]ラーヤがナマーリに決闘を挑むシーン
仲間を逃すために自分が囮になるラーヤが、自分への励ましにかけた言葉です。ディズニープリンセス史上最強の身体能力を持つ東洋の姫。戦闘前の静けさが彼女のたくましさを引き立てている印象的な名シーンです。
名言⑧「なんで私だったのか…誰でもいいのに」
I don’t know why they chose me. It could have been any of us.
By Sisu
[1:08:48]500年前の龍たちの回想シーン
“自分が最後の龍なのは理由がない” というシスーの言葉。深すぎます。
シスーはいつも兄弟について口にしていました。きっと尊敬すべき兄弟たちだったんでしょう。最後には「彼ら思いを託してくれた自分を信じたこと」で奇跡が起こりました。
・could have been できたはずなのに
名言⑨「信じてもらえたことで、思いもしなかった力が出た」
When they put their faith in me, it empowered me beyond anything I could imagine.
By Sisu
[1:09:18]シスーとラーヤが回想を終えるシーン
“信じる力が奇跡を起こす”、シスーは世界を救えた理由をこう説明しました。この一言で、全てに諦めていたラーヤの心に小さな炎が灯りました。最後には彼女の驚くべき行動で世界は再び救われるのです。
・faith 信頼、信用、信じること
・empower 力を与える
名言⑩「覚悟が決まらなくても、第一歩を踏み出さなくちゃ」
It may feel impossible, but sometimes, You just take the first step.
By Sisu
[1:10:40]石化した父の前で語るシーン
なかなか一歩を踏み出す気持ちが固まらなかったラーヤに、やさしく語りかけたシスーの言葉。
なにかをはじめるタイミングはベストな状況じゃないかもしれません。でもタイミングは自分で作るもの。普段の生活の中でも自分を励ましてくれる言葉じゃないでしょうか。勇気がもらえる最高の名言です。
名言⑪「全員で心を一つにするの」
We have to come together.
By Raya
[1:24:25]ラーヤが自ら進んでナマーリに未来を託すシーン
最後の龍から授かった教えを実践。ラーヤは宿命のライバル・ナマーリに自ら龍の石を差し出しました。途中で出会った仲間たちも次々と従います。孤独な旅の果てにたどり着いた答えは、「信じ合うこと」でした。
このあと世界は救われハッピーエンド。父の待つ我が家へ帰ります。
まとめ
『ラーヤと龍の王国』をはじめて観た時にまず圧倒されたのが映像美。実写とアニメの間にあるような壮大スペクタルなアートワークにディズニーの本気を見ました。大人も満足できる作品としてイチオシです。
英語レベルはプリンセスシリーズの中では少々高めですが、シスーのキュートな表情と気さくな話し方が絶妙。ポジティブな気分になれるので、学習素材にぜひ利用してみてくださいね。大事な教えがいっぱい詰まってます。