大人だからこそ良さがわかるディズニー映画といえば『ポカホンタス』で決まりでしょう。人としてあるべき姿を教えてくれる名セリフの数々に価値観までも変えらえれてしまうような…一言では言い尽くせない映画です。作品中に散りばめられた深い名言たち。人生の糧にしていきましょう。
何度見ても涙が出る名作『ポカホンタス』英語名言10選
簡単なあらすじ
Pocahontas (1995) Trailer #1 | Movieclips Classic Trailers
英国の開拓隊が新大陸へ足を踏み入れた。そこは先住民のパウアタン族が平和に暮らすのどかな島だが、傲慢な知事を先頭に金を掘り始める。
そんな一行の到着を見つめていた首長の娘・ポカホンタスは、未知なるものとの出会いに興味を抱く。キャプテンの男ジョン・スミスを追いかけているうちに、言葉を交わすタイミングが訪れ、やがて2人は恋に落ちていく。
しかし一方で、先住民と開拓隊の間で戦闘が起ころうとしていた。話し合いで解決しようと試みる2人だったが、事態は深刻化していくー。
※吹き替えに飛びます
名言①「精霊は大地にも水にも空にも宿ってる」
They live in the earth, the water, the sky.
By Grandmother Willow
[17:03]ポカホンタスが柳の精霊に相談するシーン
耳を澄まして自然の言葉を聞きなさいー。
これがポカホンタスの相談を受けた、柳のおばあさんの答えです。本作品の全て根底となるメッセージと言えるdしょう。地球上の全てのものには命が宿っている。当たり前のことなのに忘れてしまっていませんか?
名言②「知らないことが山ほどあるわ」
How can there be so much that you don’t know.
By Pocahontas
[39:35]森の中での2人きりの会話シーン
ジョン・スミスがつい「savage 野蛮人…」と口を滑らせてしまった時。ポカホンタスはこう切り返しました。
いくら文明社会で生きようとも、世界中を旅しようとも、知らないことのほうがこの世界には多いのです。ハッとさせられる名言です。
名言③「自分の世界しか知らないあなた 知ろうとしないだけ」
♪You think the only people who are people. Are the people who look and think like you
By Pocahontas
[40:15]ポカホンタスが歌うシーン
珠玉のテーマソング『Color of wind』の一節です。”同じ見た目、同じ考え方の人しか認めない”、そんなことよりもっと視野を広げれば未知の世界が待ってるわよ、という素敵な内容です。
ポカホンタスのメッセージは全てここに詰まっていると言っても過言ではありません。何度聞いても心が震える名曲です。どうぞ歌詞の深みを味わいながら聴いてみてください。
名言④「風が木々を揺らす時 存在を感じる」
Whenever the wind moves through the trees, I feel her presence.
By Pocahontas’s Father
[46:10]ポカホンタスと父が母親を想うシーン
亡き母への想いで寂しがるポカホンタスに、族長の父がこう声をかけました。何気なくかける一言ですが、うーん深いです。母の姿はなくとも、いつもそばにいる。
明日やさしくそよぐ風を感じられたら、大切な人をほんのり思い浮かべてみたくなる名言です。
・presence 存在
名言⑤「この出会いは運命のような気がするの」
But, still, something inside is telling me it’s the right thing.
By Pocahontas
[50:29]ポカホンタスが柳のおばあさんに相談するシーン
彼にはもう会わないほうがいい。頭ではわかっているけど、ジョン・スミスとの出会いに何か特別なものをを感じているポカホンタス。
自分の内なる声に従うことは、案外難しいものです。そんな時に自然の声を聞くべきなのでしょう。
名言⑥「正しい道が歩きやすいとは限らない」
Young man, sometimes the right path is not the easiest one.
By Grandmother Willow
[57:30]争いを止めるために思い悩むシーン
先住民と開拓隊は、すでに一触即発状態。「言っても聞かないよ…」とあきらめモードの2人に、柳のおばあさんが力強いアドバイスを授けました。
つい楽な道を選んでいないか?やる前からあきらめていないか?自分自身につい問いかけてしまう名言です。
名言⑦「明日死んだほうがいい 君を知らずに100年生きるなら」
I’d rather die tomorrow than live a hundred years without knowing you.
By John smith
[1:02:42]ジョン・スミスが囚われているシーン
「こんなことになるなら、出会わなければよかったのよ」
死刑を前にしたジョン・スミスを見て、悲しみで胸が張り裂けそうなポカホンタスはつい弱音を吐きます。それに対するジョン・スミスがかけた言葉は、心が打ち砕かれるほどの名言でした。
・I’d rather 〜 むしろ〜のほうがいい
名言⑧「これがお前の道だ さぁお行き」
You know your path, child. Now follow it.
By Grandmother Willow
[1:06:35]ポカホンタスがジョン・スミスを救いに走るシーン
悲しみに暮れていたポカホンタスは、夢のお告げで見たコンパスを発見し、ついに進むべき道が見えました。”彼を救いにいくこと” 柳のおばあさんは心強い言葉でポカホンタスの背中を押しました。
ポカホンタスという女性は実際に存在し、刑を受けるジョン・スミスの前に身を投げ出して助命を嘆願。その後、先住民と移住民で和平が保たれたそうです。ジョンの命だけでなく、その場にいた人間、未来の人間の命をも救ったのかもしれませんね。
名言⑨「自分で選ぶのだ」
You must choose your own path.
By Pocahontas’s Father
[1:13:00]ジョン・スミスを見送るシーン
重傷を負い、本国へ帰ることになったジョン・スミス。ついていくか迷うポカホンタスに父がかけた言葉です。
少し前までは「運命は決まっている」と頑なだった父も、ポカホンタスの勇気ある行動に心境の変化をもたらしました。涙ほろりの名シーンです。
名言⑩「何があっても私たちは一緒よ」
No matter what happens, I’ll always be with you.
By Pocahontas
[1:13:30]ポカホンタスが島に残ることを決めたシーン
“想いは大地や水や空に乗せて届けられるのよ” こんなメッセージが伝わってくるポカホンタスの名言です。
愛し合う2人が結ばれずに終わる結末ですが、むしろ最高に美しきエンディングだと思うのはわたしだけでしょうか。駆けて、駆けて、いつまでも船を見送るポカホンタス。本当にグッときます。
・No matter 〜 たとえ〜であろうとも
まとめ
何度見ても、心が震え、涙が流れてしまう『ポカホンタス』。数あるディズニー映画の中でも、最も考えさせられる素晴らしい作品だと思います。自然の尊さ、人間の野蛮さ、文明社会の功罪。「正しい生き方とは?」と考えずにはいられません。
小さい頃はいまいち掴めなかった方も、大人になった今改めて見てみると、たくさんの発見があるはず。なにより純粋なポカホンタスの透明感に、きっと心を動かされると思いますよ。