冬になったら絶対見たい珠玉のディズニー冬映画『アナと雪の女王』。わぁ〜とよく喋るアナ、大事なことをしっとり話すエルサ、そしていつでもポジティブな名言モンスターのオラフ。英語のリスニング学習にとてもおすすめできる素材です。ぐっと刺さる名言・名シーンを見ていきましょう。
映画『アナと雪の女王』の英語名言10選
『アナと雪の女王』には、続編『アナと雪の女王2』もあります。まずは1作目から紹介します。
簡単なあらすじ
アナと雪の女王 | 予告編 | Disney+ (ディズニープラス)
※画面が暗い場合は、タップするとYoutube上で視聴できます
凍った心を溶かすのは真実の愛だけー。
舞台は北の王国アレンデール。2人のプリンセス・エルサとアナは大の仲良しの姉妹だった。ある雪の日に遊んでいると、エルサは氷を操る魔力で誤ってアナを危険に晒してしまった。以来、エルサが力をコントロールできるようになるまで、王国は門を閉ざし、2人は離ればなれに育つことに…。
やがて王位を継ぐことになったエルサは、開城し式典を行う。しかし再び魔法の力を制御できなかったエルサは、ひとり雪山に逃げ、アレンデール全体も冬に閉ざされる。必死で追いかけるアナは暴発するエルサの魔力に当たったアナはついに凍てついてしまう・・・。
名言①「雪だるま作らない?」
Do you wanna built a snowman?
By アナ
冒頭シーンでどうしても雪遊びしたいアナがまだ寝てるエルサをあの手この手で誘った末の誘い文句です。
なんでもないようなこの一言こそが、映画全体のキーワード。アナではなくエルサがこのセリフを口にした時には、思わずほろり感動してしまいました。
名言②「やぁ、僕はオラフ。ぎゅーっと抱きしめて。」
Hi, I’m Olaf and I like warm hugs.
By オラフ
絶対ハズせないオラフの名言です。繰り返し見れば見るほど、このセリフがなんと可愛らしく、あったかいことか。オラフこそが2人の真実の愛の象徴です。
名言③「お姉ちゃんだもの。絶対わたしを傷つけたりしないわ。」
She’s my sister. She would never hurt me.
By アナ
パーティ中に恐ろしい魔力を公衆の面前で晒してしまったエルサ。みなが彼女をモンスター扱いする中、唯一心から信じてあげてたのがアナ。離ればなれに育っても、心はひとつ。ぐっとくるセリフです。
名言④「恐れがきみの敵になるだろう。」
Fear will be your enemy.
By パビー
幼い頃にアナを傷つけてしまい両親と共に駆け込んだトロール族長のお言葉。エルサが魔力をコントロールするためには「Fear 恐れ」が大敵になることを教えてくれました。
名言⑤「人生ではじめてなんだもの。」
Frozen Sing-Along Edition – First Time In Forever Clip
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For the first time in forever.
By アナ
エルサの戴冠式でいよいよお城の門が開場される時。アナが嬉しすぎてはしゃいでる時のセリフです。キラキラしたとても素敵な歌で、思わず口ずさんでしまいます。
名言⑥「真実の愛の行動だけが凍った心を溶かせるんじゃ。」
An act of true love will thaw a frozen heart.
By パビー
アナの危機2度目のトロール族長のお言葉。真実の愛とは?その行動とは?このあと真実の愛を求めてアナとクリストフは奔走します。
名言⑦「溶けたってかまわないさ。」
Some people are worth melting for.
By オラフ
寒さに震えるアナのためにオラフが暖炉の前でつぶやいた名言。直訳すると”いくらかの人々は溶けるのに値する”という訳になります。つまり、「アナのためなら僕は溶けたっていいよ。」という、オラフの心から言葉。オラフがもっと好きになります。
名言⑧「真実の愛は、誰かをあなたより優先すること。」
True love is putting someone else before yourself.
By オラフ
オラフがなにもわかっていないアナに優しく諭してあげるシーン。オラフって本当にいいこと言いますね。学習者にはなかなか思い浮かばない表現ですが、じんわり良さを噛み締めたい表現です。
名言⑨「わたしのために命を懸けたの?」
You sacrificed yourself for me?
By エルサ
エルサを助けるために氷になったアナが復活。そこにあったのは真実の愛でした。「sacrifice 犠牲にする、生け贄」ですが、ここでは「命を賭して助ける」といったニュアンスがしっくり来ます。
名言⑩「ありのままで」
Disney’s Frozen “Let It Go” Sequence Performed by Idina Menzel
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Let it go.
By エルサ
最後はテーマソング「Let it go」から。言葉少ななエルサの心情がいちばんよく表れているのが歌詞の中ですね。自分を偽り続けたエルサの苦しみと解放感がよくわか流、印象的な歌詞となっています。
映画『アナと雪の女王2』の英語名言10選
続いて2作目の名言を紹介していきます。
簡単なあらすじ
「アナと雪の女王2」MovieNEX 予告編①
川は全てを知っているー。
幼き頃の母の子守唄を胸に成長したエルサとアナ。近頃エルサはどこからともなく自分を呼ぶ”声”が聞こえてくる。そんなある日、声が目覚めアレンデール王国を破壊してしまった。真実を探るべく、声を探しに出るエルサ達。
霧の奥に隠された森の中で知った真実は、アレンデール王国を巡る悲しき過去だった。
名言⑪「川だけが知ってる」
Only Ahtohallan knows.
By アナとエルサの母
幼い頃に母から聞いた言葉です。アナ雪2の神秘的なキーフレーズ。「Ahtohallan」はみんなはじめて聞く、珍しい響きの言葉のようです。
名言⑫「姉妹は心が読めるの」
Two sisters, one mind.
By アナ
みんなでゲームしている時のアナの言葉。強い姉妹愛は健在です。お子様がいる方なら仲良くするためのおまじないに使ってもいいかもしれないですね。
名言⑬「お母様の言葉 ”そばに来て 寄って”」
In Mama’s word, “cuddle close, scooch in.”
By アナ
声に呼ばれて不安がるエルサにアナがかけた言葉です。幼い頃に安心を覚えた響きはいつまでも心に残っているもの。姉妹2人の温かなシーンです。
・cuddle 寄り添う、抱きしめる
・scooch 滑るように動かす
「scooch in ちょっとつめて」ニュアンスのかたまりフレーズです。
名言⑭「未知の世界へ」
♪ Into the unknown.
By エルサ
声に反応するエルサの言葉。歌詞から抜粋です。またもエルサは新たな挑戦に飛び込もうとしています。そのままどこかで使えそうな、かっこいいセリフですね。
・unknown 知らないもの
名言⑮「未来が見えない時は“今できる正しいこと”をするのだ」
When one can see no future, all one can do is the next right thing.
By パビー
トロール村長のパビーの名言であり、本作品のキーワードのひとつです。人生のお守りになりそうな力強さがありますよね。
・Do the next right thing 今できることをする
「Do the right thing 正しいことをする」に”next”が加わることで、次の一歩を踏み出そうというニュアンスが伝わります。
名言⑯「水には記憶がある」
Water has memory.
By オラフ
オラフの名言であり、こちらも本作品のキーワードのひとつです。アナ雪2はお姫様ストーリーではなく、古くから伝わる教訓めいた神秘的な雰囲気がいちばんの魅力。脳に焼き付く名言がたくさん登場します。
・memory 記憶
名言⑰「私はこのために生まれたのよ」
… this is what I was born to do.
By エルサ
危険に飛び込もうとするエルサが、アナを説得するために言ったセリフです。
エルサは氷のお城を作ったシーンが霞むほど、持って生まれたパワーを本領発揮させていきます。魔法だからこその桁違いな映像は何度見てもため息がこぼれる美しさです。
・this is what 〜 これこそが〜なことだ
名言⑱「恐怖心こそ危険だわ」
That’s just your fear.
By エルサ
森の奥で真実を見つけたときのエルサの名言。森の民を罠に嵌めた祖父は自分自身の怯えが間違いを犯していることに気づいていません。恐怖はときに人を傷つける恐ろしい武器になってしまうというメッセージです。
・fear 恐れ
名言⑲「永遠に変わらないものがある 愛だよ」
I just thought of one thing that’s permanent… Love.
By Elsa
消えゆくオラフがつぶやいた名言。オラフがいつでも心に持っているものは愛ですね。感情を抑えがちなエルサの愛の証こそがオラフという存在。泣ける名場面です。
・permanent 永久に
名言⑳「結婚してくれる?」
Will you marry me?
By クリストフ
最後のやっと登場、クリストフの名言です。本来いい男なはずなのに、本作では終始プロポーズに悩むか弱い男子。見せ場がほとんどないのですが、最後に感動のプロポーズを実現してのハッピーエンドです。もうこの言葉は決まり文句なので、丸暗記しとくべしです。
・marry 結婚
\こんな方におすすめ/
- 日常英語表現が知りたい
- マジカルな世界観が楽しみたい
- 音楽を楽しみたい
『アナと雪の女王』をもっと楽しむトリビア
①シリーズで観たい完成度
力作の1作目を観れば充分、続編はイマイチかな…なんて作品も多々あるのが現実ですが、アナ雪はぜひどちらも観てほしいクオリティです。
なぜエルサは強大な魔力を持って生まれたのか、アナとクリストフの恋愛はどうなるのか、亡くなった両親の事故の真相とは?など、1作目で持ち越してしまった疑問を全部溶かしてくれます。
特に2作目は、すがすがしいほどエルサが強い。ディズニーイチの魔力が爆発します。北欧神話なども織り込まれていてより濃密ですし、大人もしっかり楽しめる見応えです。
②舞台ノルウェイの歴史背景が満載
アレンデール王国の美しい景色の舞台になっているのは、北欧ノルウェイです。お城を取り囲むフィヨルドに、トナカイ遊牧で暮らす先住民族のサーミ人(クリストフもサーミ人設定)、オープニングで流れる彼らの美しい伝統民謡。ディズニー映画を観る楽しみは、各国の歴史に興味を持つきっかけが見つかることもひとつですよね。
③ラプンツェルも?隠れキャラが登場
ディズニー映画でお決まりの友情出演もチラチラ見つかります。ますは戴冠式のシーンで髪を切ったラプンツェル夫妻がちらり。『♪雪だるま作ろう』ではミッキーがちらり。逆に小物ヴィランズ・ウェーゼルトン公爵のクダリは『ズートピア』にちらり。他にもたくさんのトリビアがあるので、英語学習の休憩にでもぜひ調べてみてくださいね。
まとめ
『アナと雪の女王』の名言をお届けしました。アナ雪は大切なキーフレーズが繰り返し登場するので、英語学習にはベストにおすすめできる作品です。映像の素晴らしさは言うまでもなく、何度見ても圧倒される美しい氷の世界。この機会に改めて鑑賞してみてはいかがでしょうか。