ガラスの靴にかぼちゃの馬車。マジカルなお姫様ストーリーの代表格『シンデレラ』実写版から名言をお届けします。リアル版シンデレラもとってもキュート。どんな時でも真っ直ぐな彼女に、生きる姿勢を学んでいきましょう。
ディズニー実写版シンデレラ12の英語名言集
簡単なあらすじ
Disney’s Cinderella Official US Trailer
幸せな家庭で愛に囲まれて育った少女。しかし母は病で亡くなり、父は新しい妻を娶った。
しかし継母と2人の娘は意地悪で、父が亡くなるとシンデレラを屋根裏部屋に押しやり、召使いのようにこき使うようになった。我慢しきれずに逃げ出したシンデレラは、森で狩りをしているキットという名の貴公子に出会った。
時がたち、国を挙げて王子の嫁探しが始まった。なんでも国中の女性が招かれれるという。心踊らせたシンデレラはまた彼に会えるかもしれない…と胸を躍らせるがー。
名言①「勇気と優しさを持つこと」
“Have courage and be kind.”
By Cinderella’s mather
[05:23]母がシンデレラに最後の言葉を残すシーン
どんな幸せな家庭にも、悲劇は突然起こります。病に倒れた母が幼いシンデレラに大切な大切な教訓を言い残して旅立ちました。そしてこれこそが作品全体のテーマです。
ご存知の通り、シンデレラはのちに意地悪な継母にいじめられて過ごします。けれども曲がることのない純粋な心は、愛のある幼少時代を過ごしたからなんですね。シンプルで美しい名言です。
名言②「時が流れて悲しみが思い出に変わりました」
Time passed, and pain turned to memory.
By Fairy God Mother (Narrater)
[06:44]シンデレラが成長して場面が切り替わるシーン
全ては時が癒してくれます。愛に溢れた時を過ごすと、悲しみも美しい思い出に変わるのですね。
実写版シンデレラでは、フェアリー・ゴッドマザーによるナレーションにたくさんの金言が散りばめられています。素敵な英語フレーズを知りたい方はぜひ注目してみてください。
名言③「この家に私の思い出を残していくよ」
I always leave a part of me behind, Ella.
By Cinderella’s father
[13:17]父がシンデレラを残して旅立つシーン
最後の出張に出かけることになった年老いた父。シンデレラは母の遺言を胸に、精一杯明るく過ごしてきたのですが…父の不在時の不安を思い、つい弱音を吐いてしまいます。
様子がおかしい継母一家を見て見ぬフリしていた父も、さすがに心配です。精一杯娘に寄り添った、気持ちのこもった名言です。
名言④「生きるのは大変」
How indeed live.
By Fairy God Mother (Narrater)
[22:04]シンデレラが仕事に精を出すシーン
継母にいじめられて過ごすシンデレラ。しかし人生は続いていきます。泣き言は胸に秘め、いつも通り明るく振る舞いながら生きていきます。
サラリとした一言ですが、どんな時にも使える便利フレーズ。「indeed」で人生のリアル感が効果的に強調されていますね。
名言⑤「名前には呪文のような力が」
Names have power, like magic spell.
By Fairy God Mother (Narrater)
[26:21]シンデレラが灰まみれで悲しみに暮れるシーン
「シンデレラ=灰かぶり姫」という意味です。屋根裏の寒さを凌ぐために暖炉の前で寝ていたエラ(Ella)。ススだらけになってしまったことを茶化され”シンデレラ”になってしまいました。英)cinder 燃え殻、消し炭
名前には強い力がある、というのは日常生活でも本当に感じますよね。大切な人には、愛を込めて、きちんと名前を呼びかけていきましょう。
名言⑥「決まりごとが正しいの?」
Just because it’s what’s done doesn’t mean it’s what should be done.
By Cinderella
[29:48]シンデレラと王子が森の中で会話するシーン
「お願い、シカさんを殺さないで。」狩を楽しむ貴族たち。かたや動物の言葉が理解できるエラ。偶然出会った王子に懇願した時のセリフです。
日本語訳はかなり意訳。直訳「それをやっているからって、やるべきってことにはならないでしょう。」と深みのある言葉になります。Just because〜の言い回しは英語頻出表現です。
名言⑦「大切なのはやさしさだよ」
But kindness makes it everything
By Fairy God Mother (Narrater)
[44:35]みすぼらしいおばあさんがシンデレラに施しを受けるシーン
シンデレラのテーマは”やさしさ”です。物乞い姿で登場したフェアリー・ゴッドマザーに、悲嘆に暮れる自分はさておき、すぐに施しを与える心やさしき女性がシンデレラなのです。
『美女と野獣』でもおなじみ、ディズニー映画には醜い姿で人を試すような存在がちょいちょい登場しますよね。人は見かけで判断してはならぬ、というメッセージを感じます。
名言⑧「ビビディバビディブー!」
Bibbidi-bobbifi-boo!
By Fairy God Mother
[48:17]フェアリー・ゴッドマザーが魔法をかけるシーン
世界でいちばん有名な呪文「ビビディバビディブー!」実写版にもしっかり登場しました。カボチャの馬車、ネズミの御者、トカゲの家臣。期待に胸が膨らむ場面です。
個性的で素敵なフェアリーゴッドマザーだと思ったら、やはり…!演者さんはヘレナ・ボナム=カーターさんでした。唯一無二の雰囲気を出せる素晴らしい俳優さん。必見です。
名言⑨「打算のための結婚は忘れろ」
You must not marry for advantage.
By King
[51:00]死に間際の国王が王子に語りかけるシーン
父想いの品行方正な王子。最愛の父がベッドで残した最後の言葉です。支配者である父を突き動かすほどのまっすぐな想いを胸に秘める息子。そんな気持ちを汲み取った愛情溢れる名言です。
王子役も素敵。あのゲーム・オブ・スローンズのロブ役リチャード・マッデンさんです。誠実な貴公子役がハマり役なんですね。
名言⑩「優しさも愛もお金じゃないわ」
Kindness is free. Love is free.
By Cinderella
[1:22:39]意地悪な継母にシンデレラが反論をするシーン
シンデレラが大切に隠していたガラスの靴をなぜか見つけ出した継母。「母)どこで手に入れたのよ」「シ)もらったのよ」「母)そんなはずないわ。全てはお金よ」と押し問答した時のセリフです。
見返りを求めずにやさしさや愛を注ぐ大切さ。回り回ってきっといつか違う形で帰ってきます。お金に囚われてる可哀想な継母のようになっていないか?思わず自分を見つめ直してしまうかもしれない名言です。
名言⑪「ありのままの自分を見せるのです」
To be seen as we truly are.
By Fairy God Mother (Narrater)
[1:33:38]シンデレラがついにガラスの靴を試すシーン
プリンセスとして舞踏会でプリンスと再会したシンデレラ。召使のボロ服で王子に会うのは不安でいっぱいでした。いつまでも嘘は隠せないし、偽りの自分ではいられません。
強い心を持ったシンデレラは、ありのままの自分をさらけ出す覚悟を決めました。
名言⑫「愛してくださる?あなたを愛する娘を」
Will you take me as I am?An honest country girl who loves you.
By Cinderella
[1:35:04]シンデレラがついにガラスの靴を試すシーン
覚悟を決め、王子の前についにありのままの姿を現したシンデレラ。その時のセリフです。
こちらも日本語訳はだいぶシンプルになってます。直訳「私を私として連れ出してくれる?あなたを愛する正直モノの田舎娘を」という感じになります。
答えは感情のこもった「Of course」。本作イチ、震える場面です。身分差を超えた恋…のような背景設定を感じながら見ると。より一層感動できます。
名言⑫「許すわ」
I forgive you.
By Cinderella
[1:37:14]シンデレラが王子と家を立ち去るシーン
最後に、シンデレラをいじめ抜いた継母への一言。なんと心の広い女性でしょうか。しかし、許しは必ずしも悪人の救いにはなりません。その後二度と姿を見ることはなかった…という結末が深い。
憎むべき継母が、相当な美貌の持ち主なのがとてもヨカッタ。おかげで陰湿さに磨きがかかっていましたよ。キャストはオスカー女優ケイト・ブランシェットさんです。
まとめ
実写版『シンデレラ』は、アニメの世界観を壊さず、新たな王国ファンタジー要素も加わり、かなり完成度の高い作品でした。実力派俳優が勢揃いなので大人が見てもしっかり楽しめる作品です。
日本語サブタイトルはだいぶシンプルな意訳になっていました。もし英語の勉強をしているなら、英語字幕にチャレンジしてみると、より深い世界観を味わえると思います。
誰もが知ってる不朽の名作だからこそ。新たに自分なりの解釈を加えながら楽しんでみてはいかがでしょうか。