映画『ソウルフル・ワールド』の英語名言10選
簡単なあらすじ
「ソウルフル・ワールド」|特別映像|ディズニープラス(Disney+)で配信中
心からジャズを愛する音楽教師ジョーが突然の事故に遭い、ソウル(魂)たちが暮らす不思議な世界へ迷い込んでしまう物語。見どころは美しいジャズBGMとアカデミー監督ピート・ドクターによる唯一無二の世界観。生きる意味とは?ハッとさせられる深いメッセージ性が魅力の作品です。
名言①「誕生のトラウマを忘れるのは宇宙の恵み」
forgetting the trauma of childbirth is one of the great gifts of the universe.
By
[18:40]ソウルたちがユーセミナーを受けるシーン
まずは作品序盤、この作品の世界観を表す名言です。ソウルたちは生まれる準備として、あちらの世界でユーセミナーという講義を受けます。しかしセミナー講師は実は「前にも来たことあるんだよ?」と。ソウルたちは生命として誕生するとともにソウル時代の記憶を失うんだそうです。わたしたちはやはり輪廻転生してるんでしょうか。
・childbirth 誕生
名言②「俺はジャズに恋をした」
This is the moment where I fell in love with jazz.
By ジョー
[23:50]ジョーの回想シーン
主人公音楽教師のジョーの名言です。もう1人の主人公ソウルの22と出会い、自分の記憶巡りをすることに。思い出したのはジャズに出会ったきらめきの瞬間。ドラマティックな響きがなんとも素敵ですよね。ぜひフレーズストックに加えましょう。
・fall in love 恋をする
名言③「僕の人生ってなんだ」
What am I doing with my life?
By a businessman
[32:15]迷子のソウルが人間界に戻るシーン
ソウルの世界でも迷子になってしまう魂たちがいます。人間界を覗いてみると、チャートと睨めっこするとある金融マンでした。”ふと気づいてポカン”…誰しも通る道ではないでしょうか。しかしこの言葉が頭に浮かんだ時点でさっさとリフレッシュしに行くのは、とっても大事なことなのかもしれません。
名言④「輸血は発明してないが こうやって人を救ってるんだ」
I may not have invented blood transfusions, but I am most definitely savin’ lives.
By デズ
[55:00]心が入れ替わったジョー(22)が床屋に行くシーン
町一番の床屋デズのぐっとくる名言です。本当は獣医になりたかったデズは、それでも今の仕事にプライドを持ってやっていることがびしばし伝わってきます。人の救いになるのは、日常のほんのささいな営み。それを作ることもまた幸せ。ハッと気付かされるセリフではないでしょうか。
・blood transfusions 輸血
・most definitely 確実に
名言⑤「ジャズってる」
I’m jazzing.
By 22
[57:35]22が街を歩くシーン
ジョーの身体で街を散歩する22の名言です。ジャズってるとは?街の柵に触れて音を奏でたり、排水溝の噴き上げる風に身を委ねたり。普段気づかない世界のきらめきと戯れること全てが22にとっての楽しみです。感じたままの即興演奏が魅力のジャズと重ねた、この作品ならではの名言でしょう。
名言⑥「仕事の問題じゃないんだ 生きる意味だ」
This isn’t about my career, Mom. It’s my reason for living.
By ジョー
[1:03:20]ジョーが母を説得するシーン
心から音楽を愛するジョーですが、母親は厳しく反対。なぜなら父と同じ道を歩んで苦労させたくないからです。しかし、この言葉で母の頑なな心も動きました。最近「好きなことで生きる」というフレーズが流行って久しいですが、”好きなことがなにか”わかってるだけでも、そもそも素晴らしいですよね。改めて自分の内側を見つめたくなるセリフです。
・living 生きること
名言⑦「空を見るのが私のきらめきかも」
maybe sky -watching can be my spark.
By 22
[1:07:00]22(ジョーの身体)が空を見上げるシーン
舞い降りてくる木の葉を見て感動した22のセリフです。「ひなたぼっこしてるだけで人生幸せ」こんな小さな幸せを改めて気づかせてくれる名言ですよね。わたし自身、朝日を浴びるだけで満足を得られるタイプなので、盛大に共感できると同時に、安心感を得られる場面でもありました。
・spark きらめき
名言⑧「目的なんて必要ない」
We don’t assign purposes.
By ジェリー
[1:11:45]ソウルのジョーが生きる目的を問うシーン
ソウル界のカウンセラー・ジェリーの名言です。「22の人生の目的は?」とジョーが尋ねたところ、この返事が返ってきました。わたしたちは時に”人生の目的”と”生きる意味”を混同しがち。この言葉には考えさせられますね。生きてるだけで丸儲け…といったところでしょうか。
・assign 割り当てる
・purposes 目的
名言⑨「これは水です 僕は海が欲しいんだ」
“This is water. What I want is the ocean.”
By ドロシア・ウィリアムズ
[1:16:15]念願だったプロデビュー演奏後のシーン
自分自身に無事戻ることができたジョーは、念願だったプロとしてのライブを終えます。しかもとびきり素晴らしい演奏で。しかし「思ってたような感動を感じられなかった…」という言葉を先輩ミュージシャン・ドロシアに投げかけます。その返事はとある物語を引用したものでした。これは深い。全員に知ってほしいので全文抜粋させてもらいます。
I heard this story about a fish.
He swims up to this older fish and says,
“I’ m trying to find this thing they call the ocean.”
“The ocean?” says the older fish.
“That’s what you’re in right now.”
“This?” says the young fish.
“This is water. What I want is the ocean.”
こんな魚の話がある
彼は年長の魚に言った “海を探してるんです”
年長の魚は”海か 今いる所がそうだよ” と言った
魚は”これ?これは水です 僕は海が欲しいんだ”
名言⑩「一瞬一瞬を大切に生きる」
I’m going to live every minute of it.
By ジョー
[1:30:00]ラストシーン
不可思議な世界を彷徨い歩いたジョーがたどり着いた結論とは?生きてる時間全ては宝物のような時間ということです。
新鮮な空気を吸う瞬間も、空を見上げる瞬間も、ただ歩いている瞬間も。この映画を観た後は、ほんの少し世界が違って見えますよ。日常を噛み締めるような人生が送れたら、それだけで幸せですね。
まとめ
ピクサーで最も深い映画『ソウルフル・ワールド』の名言をお届けしました。いろんな面で考えさせられるので、率直に言って感想に困る作品です(もちろんいい意味)。いろんな解釈ができるし、脳トレさせてもらえる新感覚のアニメーションとなってます。世界観は複雑なので、英語学習の方はまずは日本語字幕からチェックがおすすめです。