ディズニー映画の原作になっている小説をまとめてみました。洋書の初心者向け有名書籍のお話が元になっていることが多いため、映画を見つつ本を読みつつ英語学習をたっぷりお楽しみください。
グリム童話【眠れる森の美女/白雪姫/塔の上のラプンツェル】
著者 | グリム兄弟(ドイツ) |
出版 | 1812年 |
ジャンル | 児童小説|冒険|ミステリー|ファンタジー|短編集|その他 |
ページ数 | 190ページ |
ディズニーを代表するプリセンスアニメーションの原作となっているのが、グリム童話。民話をグリム兄弟が集めて編纂した短編集です。
「Mirror,Mirror 鏡よ鏡」でおなじみの白雪姫はけっこう読みやすかったので、初心者さんにもおすすめです。
アンデルセン童話集【リトルマーメイド/アナと雪の女王/みにくいあひるの子】
著者 | クリスチアーノ・ハンス・アンデルセン(ドイツ) |
出版 | 1864年 |
ジャンル | 児童小説|冒険|ミステリー|ファンタジー|短編集|その他 |
ページ数 | 177ページ |
アンデルセン童話集もトップに君臨するプリンセスアニメの原作です。世界で愛される良書中の良書。もの哀しさと美しさが入り混じったおとな向け童話集です。ネイティブも洋書初心者が読むべき1冊とレコメンドしてくれました。
不思議の国のアリス【不思議の国のアリス】
著者 | キャロル・ルイス(イギリス) |
出版 | 1865年 |
ジャンル | 児童小説|冒険|ミステリー|ファンタジー|短編集|その他 |
ページ数 | 107ページ |
夢の中のへんてこ具合をまさに映像化したような奇想天外な世界観が魅力。「不思議の国のアリス」と続編「鏡の国のアリス」をミックスしたのがディズニー作品とのこと。
小説も映画と同じく気づいたら次のシーンへ進んでる感じ。洋書入門定番本とされてますが、少し洋書に読み慣れて、きちんと展開把握できるようになってからのほうが楽しめる作品だと思います。
普通の洋書でもいいですが、飛び出す仕掛け絵本バージョンがあります。気になる方はぜひ。
>Alice in Wonderland
美女と野獣【美女と野獣】
ディズニ映画 | 美女と野獣 |
著者 | ガブリエル・スザンヌ・ド・ビルヌーヴ(フランス) |
出版 | 1740年 |
ジャンル | 児童小説|冒険|ミステリー|ファンタジー|短編集|その他 |
ページ数 | 35ページ |
なんとマリーアントワネットが生まれる前に書かれたという、かなり古い童話が元になっています。しかも、超短編。すごく手軽に洋書に原初にチャレンジできるのでぜひ。映画もエマ・ワトソンが最高に可愛いので、Wで勉強おすすめです。
千夜一夜物語【アラジン】
著者 | ハナン・アル・シェイク(レバノン) |
出版 | 1812年 |
ジャンル | 児童小説|冒険|ミステリー|ファンタジー|短編集|その他 |
ページ数 | 305ページ |
イスラムの民話を集めた短編集。アラジンの元になっているエピソードは「アラジンと魔法のランプ」です。メルヘンやファンタジーとは一線を隠す、異国情緒溢れる物語に新たな世界の風を感じてはいかがでしょう。
番外編①:やさしめ英語シリーズ
ディズニー映画の原作本は版権切れの古め作品だったりするので少々読みづらい場合も。その際は、英語ラーナー向けの編集版「Graded Readers」と呼ばれるやさしめシリーズを選ぶのが正解です。
画像は国内出版のラダーシリーズより。ラダーならオーディオブック聴き放題サービスもあります。
>ラダーシリーズ聴き放題「audiobook.jp」
ピーターパンとウェンディ【ピーターパン】
著者 | J・M・バリー(イギリス) |
出版 | 1911年 |
ジャンル | 児童小説|冒険|ミステリー|ファンタジー|短編集|その他 |
ページ数 | 162ページ |
永遠に子供のままでいられるかの有名なネバーランドへの旅。現実世界のネバーランドは、まさにディズニーランドそのものですね。
実は原作には同じ著者が書いた4種類ありまして「ピーターパンとウェンディ」のタイトルで小説出版されています。気になる方は、Wikipediaなどでリサーチしてみてください。
The Junglebook【ジャングルブック】
著者 | Rudyard Kipling (イギリス) |
出版 | 1967年 |
ジャンル | 児童小説|冒険|ミステリー|ファンタジー|短編集|その他 |
ページ数 | 128ページ |
オウカミ少年に育てられた少年モウグリの物語。小説は「セカンドジャングルブック」という第2部があり、そちらの方が断然おもしろいとの噂。ぜひ2冊合わせてじっくりお楽しみください。
ピノッキオの冒険【ピノキオ】
著者 | カルロ・コッローディ(イタリア) |
出版 | 1883年 |
ジャンル | 児童小説|冒険|ミステリー|ファンタジー|短編集|その他 |
ページ数 | 193ページ |
うそをつくほど鼻が伸びるピノキオの教訓的な物語。ディズニー映画ではちょっとダークさも感じて幼き頃は怖さを感じた方もいるのでは?政治的風刺が込められたおとな向け作品です。
ポカホンタス【ポカホンタス】
著者 | ティム・ヴィケイリー(イギリス) |
出版 | 1812年 |
ジャンル | 児童小説|冒険|ミステリー|ファンタジー|短編集|その他 |
ページ数 | 64ページ |
ポカホンタスは小説原作というよりも史実に基づいて作られたディズニーアニメ作品です。こちらはオックスフォード出版の学習者向けシリーズ。少し難しい歴史の絡んだ物語を、英語でも無理なく理解できるように編集されたバージョンです。悲しき運命をたどったポカホンタス。考えさせられる作品です。
ノートル=ダム・ド・パリ【ノートル=ダムの鐘】
著者 | ヴィクトル・ユーゴー(ドイツ) |
出版 | 1831年 |
ジャンル | 児童小説|冒険|ミステリー|ファンタジー|短編集|その他 |
ページ数 | 655ページ |
「レ・ミゼラブル」で有名なフランスの文豪ユーゴーの長編小説です。今回紹介する中でいちばん小説らしい読み応えのある作品となります。舞台は教会が絶大な権力を持つ荒んだ15世紀のパリ。重めかつ読みにくいともっぱらの評判なので上級者向け。
ただ、オペラやバレエなど演劇作品が多いのが特徴。そちら方面明るい方は、機会があればぜひ。
ロビンフッド【ロビンフッド】
著者 | ハワード・パイル(アメリカ) |
出版 | 1883年 |
ジャンル | 児童小説|冒険|ミステリー|ファンタジー|短編集|その他 |
ページ数 | 408ページ |
中世イングランドの「伝説の英雄ロビンフッド」の物語。私はかなり最近までロビンフッドってキツネかと思ってたんですが、民話に登場する人間だって知ってましたか?ディズニー映画の影響、絶大すぎますね...。イギリスでは超有名人らしいので、ブリティッシュ英語習得したい方は、教養として読んでおくのもいいかもです。
番外編②:A Twisted Tale
大人のディズニー ヴィランシリーズ
おとなのみなさんへおすすめ。ディズニーヴィランズの裏話コレクションシリーズがあるのはご存知でしたでしょうか。なんとも怪しく魅かれてしまうと素敵すぎる表紙。思わずコレクションしてしまいたくなる12歳以上対象のダークなディズニー本です。
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ディズニー映画原作小説は以上17冊+番外編が代表的なものとなります。ディズニー映画と合わせて、違いなどを楽しんでみてください。映画は全てディズニープラスから見れます(ディズニー作品全て見放題でとてもおすすめ)。