英語の聞き流しって意味ある?
わしは無意味じゃった
とにかくたくさん聴けっていうのはウソなの?
やり方による。ちんぷんかんぷんで聞き流すのはもったいないぞ。自分のやり方をシェアしよう
「聞き流し意味なかった」英語の大量リスニングの失敗から学んだこと
「英語をたくさん聴けば、英語を聞き取れるようになるの?」
リスニングは英語初心者の最初の壁ですよね。自分が英語をはじめたての頃は「とにかく英語のシャワーを!」のどこからともなく湧いて出た名言を胸に、朝から晩まで文字通り聞き流していましたが…
ほとんど無意味でした。
英語の聞き流しが意味ない理由
試行錯誤を続けた末に気づいたのは、”リスニング力はバランスよく学ばないと育たない”ということです。
イメージはこんな感じ。各スキルのボトムラインが聞き取れる力になるイメージです。
例えば発音理解の力が10しかなかったら、いくら文法が理解できても、聞き流しに時間をかけても、10のレベルまでしか聞き取れません。
※上記表、厳密に見ると説明不足になるのでイメージでお願いします
平均点を上げる=弱点潰しが効果的
もし全体にかけた時間or習熟度が低くても、それぞれバランスよく理解できてればそこまでのリスニングはできるようになります。
プロの理論から見て正しいかはわかりません。
しかし少なくとも自分の場合は、全体の平均点を上げる意識を持ってから英語を聞き取る力が上がりました。ざっくりいえば弱点潰しです。
というわけで、何が原因で聞き取れていないかを理解しないままでは、的の外れた学習で大切な時間を浪費してしまいます。
※発音理解の甘さが原因なのに、聞き流してればいつかと願う…など
ということで、リスニング力をあげたかったら多角的な学習をする。この前提で練習方法を見ていきましょう。
10分動画でリスニング学習
多角的な学習…というと大変そうに聞こえますが、なんのことはありません。
「10分動画1本用意→わからないところをなくしてから次に進む」というだけのことです。
しっかりやると、なんやかんや1時間くらいは余裕で勉強時間を要しますが、聞こえない英語の念仏を1日中聞き流すよりよほど効果的。ぜひやってみてください。
動画でリスニング学習の流れ
スクリプト付きの5~10分の動画を用意します。
長い動画の一部でもOK。
精聴を意識して集中して聴きます。
まずは知らない単語をなくします。
単語がわかるだけでスッと聞こえるようになる文もあります。
次に文法やイディオムなどを調べます。
単語含め全部が聞き取れても意味がわからないのは、文法や慣用表現がわからないためです。
全部が理解できたら声に出して発音練習します。
とことんできる限り練習してください。
祝・聞き流しの出番です。
ここまでやり込んでからの大量リスニングは
大いに意味あります。
その日から英語シャワーを浴びてください。
時間があるなら毎日1本やればいいですし、忙しい方は週1本であとは聞き流し、など自分のペース調整すればOKですね。
同じジャンルの動画学習が効果的
ひとつ注意点を挙げると、「同じジャンルの動画で勉強していくべき」ということです。
- 海外ドラマをシリーズで見ていく
- TEDトークの同じジャンルを見ていく
- 同じチャンネルのニュースを見ていく
理由は単純で、同じジャンル(シリーズ)なら、似通った表現が頻出するため続けるほど学習がラクになるからです。
逆にジャンル混ぜこぜは新規遭遇の英語が増えて負荷が高くなります。まずは得意ジャンルから攻略してみてください。
最後に
“聞き流し”って言葉がなんか勘違いしちゃいますよね。ひたすら音声聞いてれば魔法がかかりそうな気がしてしまいます。まんまと罠にハマってたくさんの時間をムダにしてしまいましたが、このやり方は自信を持ってみなさんにおすすめできる学習方法です。
まぁやり込むこと自体がなかなか大変なのですが…そこは自分にビンタ。次の問題は習慣化です。なんにせよ、英語学習のメリットは素材が自由な点。ラクなアニメなどを使って楽しく続けてみてください。