対象年齢:3〜5歳
英語難易度:★★☆☆☆
Kindle読み放題:×
【難易度目安】★1幼児絵本 ★2児童絵本 ★3児童書or短編or GR本 ★4大人小説 ★5長編大作 / Kindle読み放題は、執筆時点の情報です。
世界の有名人、北欧出身ムーミンのとても可愛らしい絵本。ムーミンシリーズはたくさんのラインナップが出版されていますが、今回紹介するのは学習者にとってうれしい多読向きのラインです。とことんイラストは可愛いし、英文のレベルも幼稚すぎず大人すぎずほどよいです。多読本に迷ったらムーミン、いかがでしょう。シリーズ全18冊です。
In Moominvalley, the first soft flakes of snow were falling.
ムーミン谷に今年はじめての柔らかな粉雪が舞い降りた。
flakes of snow 粉雪、雪のかけら
冒頭の一文。ムーミン谷に静かな冬が訪れた場面からはじまります。
"It's an invitation!" she gasped.
「招待状よ!」彼女は息を弾ませました。
gasp 息を弾ませる、ハッと息を飲む
ムーミンのガールフレンド・スノークメイデンがとある招待状を持ってムーミン家にやってきます。日本語ではフローレンという名前の方がおなじみかも?
"If you never go out in winter, how do you know it's so terrible?"
冬に外に出たことがないのに、なんでそんなひどいものだって知ってるの?
terrible ひどい、辛い、厳しい
出ました、リトルミーの格言。冬が来たことで外に出ることを渋っているムーミン一家にお叱りの一言です。
Moomin's heart quickend.
ムーミンの胸は高鳴った。
quickend 早くなる
心臓がどきどきするのをこの一言で表現できます。丸ごと覚えたいフレーズです。
Moomin and Snorkmaiden oohed and aahed.
ムーミンとスノークメイデンは、ああでもないこうでもないと語り合った。
ooh and aah ウウ、アア(驚き、感嘆の声)
プレゼントなどを開けた時に漏れるような声の表現方法だそうです。が、たぶんとりとめのないお話を楽しんでる様子かと思います。参考までに。
・・・
読了後にはほっこりした気持ちになれる1冊でした。
ところで、「ムーミン自体は知ってるけど、実際中身はよく知らないんだよね...」っていう方は多いんじゃないでしょうか。児童書なので万人におすすめするわけにはいきませんが、"英語学習者"さんにはトップクラスにおすすめのシリーズになります。
「おなじみのキャラたち/話がブレずわかりやすい/英語グレードが細かく分かれている」多読に必要な要素がしっかり詰まっています。今回紹介したのは、これから英語多読をはじめる人向けのグレード。
ペーパーバッグは、A4より縦が3cm小さいくらいのペラペラ読み切りサイズ。各シーズン迎えるごとにシリーズを買い足してコレクションするのも悪くないと思います。カラーリングが見たままとてもキレイで、飾りたくなる可愛らしさですよ。