ネイティブキャンプでカランメソッドのステージ3~10前半まで受けました。これからはじめる方向けに、どのステージまで受ければいいのか？のレベル感を解説して行きます。
わたしが受けた感覚的なものにはなりますが、目安としてご活用ください。
どこまでやればOK？カランメソッド1〜12【各ステージ解説】
カランメソッドの各ステージをざっくりまとめると、下記のような感じになります。
- ステージ1〜4：基礎
シンプルな英語が話せるようになってくる - ステージ5〜9：中級
それなりに英語を文章で話せるようになってくる - ステージ10~12：上級
長い文章を話せるようになってくる
「このステージまでやったから、ここまで話せるようになる」とぱっきり線を引けるものではありません。
ただ体感としては、中級後半(わたしの場合はステージ7)でやっとスルリと言葉が出てくる感覚が味わえました。復習を積み重ねていく練習なので、求めるレベルより少し先までやると効果を感じられると思います。
効果は時差でやってくる
もし初級をマスターしたかったら、「ステージ4までではなく、ステージ6あたりまで進める」といったイメージがおすすめです。ステージ数で言えば2〜3ステージ、期間で言えば毎日受講で2〜3ヶ月前ほど。
「数ヶ月前にやったことがいつの間にかできるようになっている」ということが多々あります。いざやってみないとわかりづらいですが、効果が出てないと思っても陰で確実に積み重なっているのがカランのからくりです。
カランメソッド：ステージ別レベル解説
それではカランメソッドのレベル感を、2ステージずつまとめていきます。
ステージ1・2
レベル：TOEIC 〜500
文法：現在形
期間：各約1ヶ月
英語の基礎を固める入門ステージです。3語程度〜の基本的な構文が多く、目で見ればわかる英語ばかり。しかし「英会話になると全く言葉が出てこなくなってしまう…」というのが普通ですよね。
この悩みをまずは吹き飛ばすステージとなります。英語を話す不安や恥ずかしさがなくなります。
わしは飛ばしステージだった。しかし、振り返ればこの「2語・3語英語」は英語という言葉のクリティカルな部分だと思う。前向きに張り切って受けてほしい
ステージ3・4
レベル：TOEIC500〜700
文法：比較級、時制初級など
期間：各約1ヶ月
少し複雑な文章が出てきます。文法は知ってるけど話そうとすると途端に混乱する文章たちです。
「あっちよりこっちの方が大きい」「昨日〜に行ってきた」など日常生活で使えると便利な表現満載なので、このレベルまでは最低限やりたいステージになります。
確実に話せる英語が増える。カランには詰まる・ついてけない等あるが、通常レッスンなどもたまに受けて成長を感じるといい
ステージ5・6
レベル：TOEIC600〜700
文法：時制、受動態、代名詞
期間：各約1ヶ月半
時制がさらに複雑になってきて、表現の幅も広がってきます。このレベルが難なく使いこなせるようになると、日常英語がだいぶラクになるステージです。
この頃になるとわたしの場合はだいぶリスニング力がアップしてることにも気づけました。レッスン等で英語文等を読むのもだいぶラクになります。
まだまだ英語が得意とは言えないが、だいぶ慣れてきたといえるステージじゃ。ここをクリアできればTOEIC第一関門700スコアの知識がついてきている頃じゃ
ステージ7・8
レベル：TOEIC700〜800
文法：時制・仮主語・副詞節・イディオム
期間：各約2ヶ月
長文がかなり増えてきます。言い回しも多彩になり、知らなければわからないイディオム（ことわざ）などが登場します。文法的な学びも多い一方、ややこしさも感じます。
難しくて挫折しそうになりますが(飽きもくる)、ここまでにやった基礎文法が身に付く頃なので、英語を聞いてちんぷんかんぷんということはなくなります。
わしはここに来て、スピーキングがぐんと伸びた。カラン特有のプッシュされてスラスラができるようになった。期間は半年以上なので、誰でも確かに効果を感じられる頃合いじゃ
ステージ9・10
レベル：TOEIC800〜
文法：不定詞・動名詞・形容詞・イディオム
期間：各約2ヶ月
長文・複雑な構文だらけな反面、やっとナチュラルなフレーズに触れられる感覚もあるステージです。
一応レベル的には中上級ではあるんですが、不定詞・動名詞というのは英語らしい頻出表現なので、できればやっぱりやったほうがいいです。もし使いこなせるように慣れば、かなり表現の自由度が上がります。
しかしわしはここで離脱した。理由は、スモールトークが苦手なままで、そちらの練習の必要性を感じたから。独りで勉強できるレベルには到達している
ステージ11・12
レベル：TOEIC800〜
文法：倒置構文、履歴書の書き方・穴埋め問題
期間：各約2ヶ月
総仕上げです。実際にわたしは受けていませんが、文法の確認・応用、実践力を高めるステージだそうです。例えばTOEIC900を目指す方など、試験ハイスコア対策には特に有益な内容でしょう。
ぜひ完走を目指してみておくれ
以上がカラン全12ステージの内容です。
まとめ
実際受けてみて感じたのは、全体的に文法に強くなるということです。
構文通りのセンテンスを繰り返し練習するので、リスニングはかなり強くなりますし、スピーキングも全くとんちんかんなブロークン英語を話すこともなくなります。
ただし、正統派過ぎて、日常英会話の崩れたカジュアルフレーズは無防備なままであるのも事実です。
とはいえ、やはり一本筋の通った道があると、あとあとラクなんですよね。カラン以外の英語の練習の必要性を自分で感じるまでは、愚直にカラン1本で土台作りしていくのは有益な選択になると思います。
興味がある方は、ぜひこの機会にチャレンジしてみてください。
