洋書多読_My Father's Dragon

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ハリーポッターを英語で読む!1ヶ月かかって読破の体当たりレビュー【良書保証】

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洋書多読の感想 #05

英語界で登竜門化しているハリポタ。1ヶ月もかかっちゃったけども、なんとか1冊読みきれました。実は英語学習初期にチャレンジして、たったの2~3ページでそっと表紙を閉じた洋書。完全に中級者"以上"向けの英語レベルです。

改めて読んでみて気づいたハリポタの魅力。それは英語表現の多彩さと言葉選びのセンスでした。何度も何度も推敲して書かれたような、丁寧でやさしい文章。ページをめくるたびに、およそ学習本では出会わぬ語彙がこれでもかというほど登場します。

原著ストーリーはというと、ダークさが濃ゆいファンタジーかと思っていたんですが…実際はハリーと仲間たちの勇気と知恵の冒険物語。あったかい空気とユーモアが終始流れてました。ダンブルドア校長はやっぱり好き。

英語の言葉の世界に、より魅力を感じることができた大切な1冊。義務教育で聞いた「日本語の繊細なニュアンスは、英語にはないよ。」の言葉は、脳内から完全消去しました。

シリーズ完破するほどの体力はないけれど、ひとつの成長目安として定期的に読みたい素敵なファンタジー作品でした。

作品の読みやすさ

洋書多読評価_Harry Potter and the Chamber of Secrets
ページ数:kindle表記より

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Harry Potter and the Chamber of Secretsハリーポッターと秘密の部屋

著者:J・K・ローリング
初版:2014年
ジャンル:ファンタジー小説

英語難易度は高めなので、下記に紹介するあらすじ&英語抜粋でレベル感チェックをどうぞ。

あらすじ

Not for the first time, an argument had broken out over breakfast at number four, Privet Drive.
Mr Vernon Dursley had been woken in the early hours of the morning by a loud, hooting noise from his nephew Harry’s room.

プリベット通り四番地。朝食の席で今朝もまたいざこざが始まった。
バーノン・ダーズリー氏は、甥のハリーの部屋から聞こえるホーホーという大きな鳴き声で、早々と起こされてしまったのだ。

Rowling, J.K.. Harry Potter and the Chamber of Secrets (p. 1). Pottermore Publishing. Kindle Edition.

夏休みの間だけ、しかたなく叔父の家で戻ることになったハリー。いじわるな甥があいも変わらずハリーをなじる場面からスタートです。

‘Who are you?’ ‘Dobby, sir. Just Dobby. Dobby the house-elf,’ said the creature.
‘Oh – really?’ said Harry.

「君はだーれ?」と聞いた。
「ドビーめにございます。ドビーと呼び捨ててください。『屋敷しもべ妖精』のドビーです」と生き物が答えた。

Rowling, J.K.. Harry Potter and the Chamber of Secrets (p. 13). Pottermore Publishing. Kindle Edition.

叔父に厄介払いされたハリーが部屋に戻ると、なにか生き物の気配が…。ハウスエルフのドビーとの出会いです。

ドビーがここにきた理由はただひとつ。「ホグワーツに戻るな」の伝言を届けるためでした。どうやらハリーの身が危ないらしい…?

ハーマイニーからもロンからも手紙がこないと意気消沈していたハリー。しかしこれは全てドビーの仕業でした。

‘Ron!’ breathed Harry, creeping to the window and pushing it up so they could talk through the bars. ‘Ron, how did you – what the –?’
「ロン!」ハリーは声を出さずに叫んだ。
窓際に忍び寄り、鉄格子越しに話ができるように窓ガラスを上に押し上げた。
「ロン、いったいどうやって?――なんだい、これは?」

Rowling, J.K.. Harry Potter and the Chamber of Secrets (p. 25). Pottermore Publishing. Kindle Edition.

怒るハリーの元になんと!リアルロンが現れます。音沙汰のないハリーを心配して様子を見にきてくれたのです。黙って借りた親の空飛ぶ車で、無理くりホグワーツに戻ることに成功。

しかしハリーたちを待っていたのは、次々に起こる奇妙なできごとー。

どうやら「秘密の部屋」にその原因があるらしいと突き止めたハリーたちは謎を探るべく奔走していたある日、古い日記を見つけます。

Harry saw at once that it was a diary, and the faded year on the cover told him it was fifty years old. He opened it eagerly. On the first page he could just make out the name ‘T. M. Riddle’ in smudged ink.

それは日記だった。ハリーには一目でわかった。
表紙の文字は消えかけているが、五十年前の物だとわかる。ハリーはすぐに開けてみた。
最初のページに名前がやっと読み取れる。
――T・M・リドル――インクが滲んでいる。

Rowling, J.K.. Harry Potter and the Chamber of Secrets (p. 244). Pottermore Publishing. Kindle Edition.

中身を開けてみるとなにも書いてないまっさらな日記帳。興味半分でハリーが文字を書いてみるとなんとリドルから返事の文字が浮かび上がってきた…!

秘密の部屋の謎を解く突破口になりそうなキーパーソンの登場。トムリドルとはいったい何者?

A tall, black-haired boy was leaning against the nearest pillar, watching. He was strangely blurred around the edges, as though Harry was looking at him through a misted window. But there was no mistaking him. ‘Tom – Tom Riddle?’

背の高い、黒髪の少年が、すぐそばの柱にもたれてこちらを見ていた。
まるで曇りガラスの向こうにいるかのように、輪郭が奇妙にぼやけている。
しかし、紛れもなくあの人物だ。
「トム――トム・リドル?」

Rowling, J.K.. Harry Potter and the Chamber of Secrets (p. 13). Pottermore Publishing. Kindle Edition.

秘密の部屋の在り処を突き止めたハリーがそこへ行くと、待っていたのは例のトムリドルでした。やさしい日記の彼とはうってかわって、冷たい笑いを浮かべるリドル。そう、彼こそが名前を言ってはいけないあの人ー。

ハリーvsヴォルデモート。3度目の対決。ハリーは最凶の黒魔術師に勝てるのかー。

‘Are you a ghost?’
Harry said uncertainly.
‘A memory,’ said Riddle quietly.
‘Preserved in a diary for fifty years.’

「君はお化けなの?」
ハリーは確信を持てずに聞いた。
「記憶だよ」リドルが静かに言った。
「日記の中に、五十年間残されていた記憶だ」

Rowling, J.K.. Harry Potter and the Chamber of Secrets (p. 325)

#Point01
英語でハリーポッターを読むポイント

ハリポタを読みこなせるかどうかは、その独特な言葉選びにあります。つまり語彙力勝負。

「辞書はひかない、わからないところは飛ばす、つまらなければやめる」。多読実践者はこの三原則を知ってると思いますが…

ハリポタに関してはそれだと全く読みこなせい上に、本の魅力をそっくり捨ててるようなものになります。とはいえ、全部調べていると本気でページが進みません。

オーディオにひっぱってもらう

そこで、多読初心者のわたしが実践したのはオーディオブックの活用。

ナレーションの声色やテンションによって、なんだかさらっと意味が入ってくる不思議。イマジネーションが駆き立てられて、映画感覚でぐんぐん読み進められます。

リーディング力アップを目指す方には不向きかもしれません。しかし英語で読書を楽しむが前提なら、とてもおすすめできる方法です。最後まで読みきりたい方はぜひ試してみてください。

#Point02
多彩な表現とマジカルワード

「独特の魔法用語や造語が出てくるから読みづらい」

わたしもこのような先入観を持っていましたが、実際に造語が出てくるのは全体のうちのごく一部です。

He pulled out his wand and shouted, ‘Expelliarmus!
彼は杖を引き寄せ叫んだ「エクスペリアームス!」

Rowling, J.K.. Harry Potter and the Chamber of Secrets (p. 253). Pottermore Publishing. Kindle Edition.

大文字体、小文字体、イタリック体、かぎかっこ…強調したいところはしっかり文字を使い分けてくれているので、普通に気づけます。

聴き読みすれば「あっ呪文唱えてる」って一発でわかりますよ〜。

どちらかというと、つまづくのはやっぱり多彩な言い回し。

上記は、ほんとうに一部ですが、永遠に知らない単語が出てきます。

ハイライトを引いてまとめて確認

都度調べるには、豊富すぎる語彙なのです。

タイトル総語数
ハリーポッターと秘密の部屋約86,000語
オズの魔法使い約38,000語
ライオンと魔女約36,000語

すごいですよね…w  総語数は使われいる単語の数。ハリポタが難しい所以はここにあります。

ここでわたしがとった対策は「Kindleハイライト機能をフル活用する」こと。

「何度も出てくるけどわかんないな…もやもや」

  • 不明語彙や表現にばしばしハイライト
  • 一章読み終わるごとにまとめて確認
  • 全16章繰り返す

これで、じわじわと理解力が深まっていきます。一度に吸収しきれるわけもないですが、読み終わることには「ほかの児童ファンタジーはなんてやさしいんだ。」くらいの感覚にはなれてる思いますよ…笑

Kindleさまさまです。

>優秀すぎる英語辞書機能に、Kindle愛が止まらない【洋書多読】

#Point03
ハリポタ解説本の助けを借りる

ハリポタには関連本がいくつか出版されているので、合わせて利用するのもいいかもです。

わたしはKindleのXray機能でなんとか済ませたので利用してませんが、日本語サポートが欲しい方はぜひどうぞ。

Kindle活用ガイドあります

英語学習で使ってよかったサービスTOPを争うKindle。この世の英語小説の全てがあなたの手の中に。辞書機能が優秀すぎて読めない洋書がなくなります。今日から楽しむ英語をはじめましょう。

#Audiobook review聴き読みスタイルで魔法の世界を満喫

ハリポタの世界観がそのまま楽しめる

音声を使うと、ハリポタの世界観を駆きたてられるのが特筆ポイント。
ハリーはすごくセリフ少ないんですが...ハーマイオニーのしゃきしゃき感、スネイプ&マルフォイのねちっこさ、ダンブルドアの穏健温厚さ。
英語で読書する楽しみが増えるので、ぜひ利用してみてください。

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洋書の聴き読み推奨中

ハリポタに限らず、洋書初心者は聴き読みスタイルが絶対にいい!目だけで読む3倍スピードで読了できるし、意味も取りやすい。

  • 返り読みすることがなくなる
  • 無駄に調べることがなくなる
  • 登場人物やシーンが把握しやすい
  • ネイティブスピードで理解できる
  • ネイティブ発音に慣れる

なかなか洋書が読みきれない方は、ぜひお試しください。

オーディオブック使い方まとめあります

洋書にチャレンジするなら、オーディオブック併用の聴き読みスタイルがおすすめ。テンポよく読めて読了率ぐんっとアップ!小説ならまるで映画のような世界観で楽しめます。

#Movie review2021年ハリポタ公開20周年記念

2021年11月19日全国公開
『ハリー・ポッターと賢者の石』初のIMAX®3D上映決定!
>公式サイト

なんと本記事公開の今日、ハリポタ20周年映画公開初日となりました!ぱちぱちぱち、おめでとうハリー!

なんやかんや、映画と合わせて楽しむのが最も理解を助けてくれると思います。

一回観れば、少なくとも登場人物の名前がキャラ設定に混乱することは100%なくなりますので、書籍トライ前にぜひどうぞ。


おうちで楽しみたい方は、動画配信サービスで。プライムビデオは199円でレンタルできます。


Prime VideoU-NEXTHulu

それにしてもハリポタ映画版の配役….ぴたりすぎでしたね。よく彼らを見つけたもんだ。原書と映画、違和感なさすぎです。

ゆりあろん

2年前にたった2〜3ページで本をそっと閉じたハリーポッター。こつこつやってれば、英語って成長するもんなんですねぇ〜。

とはいえ、英会話のレッスンだけでは圧倒的に語彙力が不足していること、英語学習は多方面からのアプローチが必要なことを改めて実感した次第です。

スピーキング練はいったん休憩して、洋書の世界にひたすら没頭してみようかしら。次は年末の定番書、ディケンズの「クリスマスキャロル」に挑戦してきます。

イギリス小説コレクションあります

世界的に著名な作家の多いイギリス小説を集めたまとめ記事。洋書ビギナーから楽しめる小説をカテゴリ別で探せます。kindleで読める&映画化されている作品限定に絞ってます。随時更新予定。

ファンタジー小説まとめあります

子供から大人まで楽しめる海外ファンタジー。豊かな表現とわくわくはらはらの冒険ストーリーで、英語だって思わず一気読みしてしまう刺激的な楽しさに満ちています。

  • この記事を書いた人

ゆりあろん

【ネイティブキャンプ歴2年】 30超えて英語学び直しに挑戦。完全在宅おひとりさま学習でもオンライン英会話で伸びておどろき。この感動をみなさまに。現在洋書多読に挑戦中。英語たのしい!趣味は餃子作りです。 ・英語絵本専門「BookPochi

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