対象年齢:7〜9歳
英語難易度:★★★☆☆
Kindle読み放題:○
【難易度目安】★1幼児絵本 ★2児童絵本 ★3児童書or短編or GR本 ★4大人小説 ★5長編大作 / Kindle読み放題は、執筆時点の情報です。
はじめての小説におすすめの児童書ファンタジー。少年少女がタイムワープして海賊に会いに行く物語です。絵本多読などで基本の文構造がわかっていれば読める英語レベルだけれど、しっかり冒険のわくわく感が味わえました。テキストだけの洋書を読む練習素材としてもぴったりでしょう。シリーズ全30冊です。
It all began on a Monday.
McCusker, Paul; Hering, Marianne. Voyage with the Vikings (AIO Imagination Station Books Book 1) (p. 9). Focus on the Family. Kindle Edition.
全ては月曜日にはじまった。
It all began それは、はじまった。
冒頭の一文。物語のはじまりや場面転換でよく出てくる表現です。わくわくしますね、なにが起こったんでしょうか。
“How would you like to visit a Viking ship?”
McCusker, Paul; Hering, Marianne. Voyage with the Vikings (AIO Imagination Station Books Book 1) (p. 14). Focus on the Family. Kindle Edition.
「海賊船に乗ってみるのはどう?」
a Viking Ship 海賊船
登場しました、ヴァイキング。ちなみに...PiratesとVikingの違いは?Piratesは海賊の総称、Vikingは特定の海賊(中世スカンジナビア半島の最強の海賊)を指します。
The Red Viking studied Beth for a moment.
McCusker, Paul; Hering, Marianne. Voyage with the Vikings (AIO Imagination Station Books Book 1) (p. 29). Focus on the Family. Kindle Edition.
海賊レッドはしばらくベスを詳しく調べました。
study 調べる
主人公の少女ベスが海賊に疑いの目をもたれてしまったシーン。より詳しく観察したり調べたりする時にもstudyを使います。
“Since I am the ruler here, it belongs to me.”
McCusker, Paul; Hering, Marianne. Voyage with the Vikings (AIO Imagination Station Books Book 1) (p. 30). Focus on the Family. Kindle Edition.
俺はここの支配者だから、全部俺のものだ。
belong 属している
王国系ファンタジーで必ずといっていいほど出てくるセリフ。belongは「あなたのもの/わたしのもの」という所有の概念をよく表す言葉です。
“Yes. It’s time for us to leave.”
McCusker, Paul; Hering, Marianne. Voyage with the Vikings (AIO Imagination Station Books Book 1) (p. 67). Focus on the Family. Kindle Edition.
「うん、そろそろ帰らなきゃ」
it's time to〜 そろそろ〜する時間だ。
海賊とお別れして元の世界に帰るシーン。この表現も頻出なので丸ごと覚えておきたいです。
・・・
冬なので北欧系の本が読みたくて見つけた1冊。現世界から行って帰ってくるまで、話がブレず、英語もシンプルで、非常に読みやすいファンタジーです。気に入ればシリーズ30冊もあるので、どんどん読みたい多読の素材にはかなり使えると思います。
それと、ヴァイキングについて。英語を勉強しているなら知っていて損のない、世界史上超有名な民族です。中世にノルウェイから海を渡り、イングランドを皮切りに、ヨーロッパに侵攻しまくった最強のゲルマン民族で、歴史を変えたインパクトを持っています。日本ではなじみが薄いですが、北米・英国系では超人気トピックです。
映像で見るなら完全に「ヴァイキング~海の覇者たち~」がおすすめです。おもしろすぎて一気見しました。ヴァイキングの独特の世界観がよーくわかる作品です。話が飛んでしまいましたが、おもしろい海外ドラマをお探しの方はぜひ合わせて見てみてくださいね。