英国・ロンドンの美しい街並みを思う存分楽しめる映画を10本厳選しました。全ての映画に観光名所となっているロケ地とGoogleMapをつけましたので、おうちでプチトラベルを楽しんでください。
ハリーポッターシリーズ
あらすじ
幼少期からいじわるなダーズリー家に預けられ、孤独な日々を送る眼鏡の少年ハリー。いつも通りのさみしい11歳の誕生日を迎える日、とある手紙が一通届く。ーホグワーツ魔法魔術学校の入学許可証。これを発端に両親の死の真相、額の傷の秘密、そして自分が魔法使いであることを知る。ホグワーツに入学したハリーは一生の友ロンやハーマイオニーと出会い、そして「名前を言ってはいけないあの人」と対決する運命に立ち向かっていくー。
ダンブルドア校長の名言。いつも染みる言葉を投げかけてくれる素敵すぎる白髭おじいのファンも多いことでしょう。「choices」は誰でも意味がわかる基本ワードですが、なにか特別な響きを持ってますよね。心がけてベストなタイミングで使えるようになりたいものです。
さて、気になるのはやっぱりホグワーツ魔法学校ってどこにあるの?ってことじゃないでしょうか。ロケ地は下記の通り。目を見張る荘厳な建物たち、一度は訪れてみたいものですよね。
- キングクロス駅
ホグワーツへの入口。 - レドンホール・マーケット
ハグリットとダイアゴン横丁へお買い物に行く時のあの通り。 - グロスター大聖堂
ホグワーツ魔法学校の舞台として度々登場。 - オックスフォード大学
ホグワーツの大広間や図書館は英名門校にて。
ロンドンの街を飛びだして周辺地域全体がロケ地と化しています。まずは9と3/4線に飛び込みに行きましょう。
シャーロック
あらすじ
アフタニスタンで医師として従軍していたジョン・ワトソン。心に傷を負ってイギリスに帰国した彼をPTSDに苦しみながら日々暮らす。そんな中ひょんなきっかけでルームメイトとして紹介された風変わりな男は、探偵シャーロック・ホームズ。スマホやGPSを駆使した超現代的な名探偵は、ワトソンとともに数々の難事件を解決していくー。
ベネディクト・カンバーバッチ演じる21世紀のシャーロックは天才...言い換えると高機能社会不適合者。常に「バカばっかり」と見下してるような問題のあるお人です。が、やはりストレートな物言いは刺さるものがちらほらありまして、その代表的な名言がこちらですね。なにかにすがることを毛嫌いする、彼なりの美学です。
さぁそして、シャーロックといえば反射的に思い浮かぶのが、かの有名な「ベイカーストリート」。英国からはるか遠い島国日本でも一度は耳にしたことのある響きですね。実在する通りです。
- 221b ベイカーストリート
ロンドンに行ったら必ず訪れたい、シャーロックファンの聖地。
商業施設が立ち並ぶ、華やかな立ち寄りやすい立地にあるそうです。
007 スカイフォール
あらすじ
NATOのスパイのリストが盗まれる。英国諜報機関MI6のエージェントの男ジェームズ・ボンドがリスト奪回に挑む。しかし作戦は失敗に終わりボンドは死亡。さらには本部までが爆破される大惨事に。そんな中ひょんなきっかけで浮上した意外な犯人の正体。果たして敵を倒すことはできるのかー。
ダニエル・クレイグ演じるスマートさ際立つ7代目ボンド。剃刀で髭を剃っているなにげない瞬間にボンドガール・イブが声をかけたシーンです。実はこのセリフ、他のシーンにも出てくるキーワードなんですが、単純に痺れますね。気の利いたことを言いたいときにサラリと言えるようにしておきたいものです。
さぁ、そして激しいバトルを繰り広げる007。廃線使って撮影しているそうです。そしてもうひとつ。ボンドが幼少時代に過ごした場所を訪ねるときに出てくるのは、スコットランドだそうです。
- チャリング・クロス駅
ロンドンの地下で繰り広げられるアクションシーンのロケ地。廃線。 - 旧王立海軍大学
遺体安置所として登場。英国バロック様式最大級規模を誇る建物だそうです。 - グレンコー
英国最北部の絶景スポット。深い霧に包まれた神秘的な絶壁が印象的。
イギリス映画ではスコットランドやアイルランドなど雄大な自然が楽しめるのも魅力ですね。いつの日か訪ねられるだろうか、果ての地です。
キングスマン
あらすじ
ブリティッシュスーツを小粋に着こなす英国紳士ハリー。実は国の干渉を一切受け付けない最強のスパイエリート組織の一員である。ロンドン一画の高級スーツ店「キングスマン」を根城にする彼らは、世界大戦にこじつけた陰謀を察知。人類滅亡の危機を阻止するために、最難関の任務の遂行に挑んでいくー。
コリン・ファース氏、なんてかっこいいんでしょう。理想を超える英国紳士に痺れます。このセリフはこの映画の全てを象徴する言葉。「maketh」という古語英語を使ってますが、こういった表現に触れられるのも映画学習の魅力ですね。
そして彼らの根城である高級スーツ店「キングスマン」。実在する老舗テーラーがモデルとなっているそうです。
英国と言ったらパブ文化ですね。ロケ地となったパブには「キングスマン」というメニューも登場したそうです。
英国王のスピーチ
あらすじ
王位継承者として生まれるも、幼い頃から吃音症に悩まされていたジョージ6世。専門家の治療を受け続けるもいつまで経っても解消されずにコンプレックスを抱える日々。ある日ダメ元で訪れた風変わりなスピーチ療法士ライオネルとの出会い。果たして効果はあるのだろうか。彼の一大スピーチが歴史に刻まれるー。
続いて同じくコリン・ファース主演の名作映画からです。彼は吃音矯正、左利きの矯正、しつけでいびる乳母など、思い出したくもない苦しい幼少時代がトラウマで、吃音改善できない要因となってました。どんなことにも糸口はあるもの。今の自分を大事にしたくなる刺さる名言です。
王様の物語なので、THE王道なロンドンロケ地が楽しめるのも魅力。
この映画の見どころは、彼は吃音を治してなにをスピーチしたのか...というラストシーンです。歴史に刻まれる瞬間にもいろんなバックグラウンドがあるんですね。
ダ・ヴィンチ・コード
あらすじ
ルーブル美術館の館長が変死体が発見された。現場には不可解な暗号が残されていた。容疑者として連行されたハーバード大学宗教象徴学者の教授ロバート・ラングドンは、嫌疑を晴らすべく調査を開始。館長の孫娘であり暗号解読者のソフィーと共に、凄惨な事件の解明に挑むー。
全米ベストセラーヒットメイカーのダン・ブラウン著&なにを演じてもアカデミー級演技のトム・ハンクス主演。おもしろくないワケがない傑作映画です。英語レベルは高いのですが、解説動画などもたくさん出ている人気作品なので、ハイクオリティな映画を見たいときにチョイスしてみてください。
本来舞台はロンドンのウェストミンスター寺院になる予定だったのですが、事実に反するということで撮影拒否のお達しが出たという裏話付き。実際の舞台はどちらになったかというとこちら。
- ウェストミンスター寺院
イングランド国教会の教会。戴冠式など王室行事が執行される由緒正しき教会。 - リンカン大聖堂
実際のロケ地。同じくイングランド国教会の大聖堂ですがロンドンから電車で3時間ほど。
ノッティングヒルの恋人
あらすじ
ロンドン西部の街ノッティングヒルで、小さな書店を経営する平凡な男ウィリアム。ある日とんでもない美女アナが訪れる。彼女はなんとハリウッド女優だった。ひょんなことから2人は運命を感じ、互いに惹かれあっていく。しかし住む世界の違う2人。結ばれることはあるのかー。
ラブコメ映画の金字塔。誰もが知る色褪せない永遠のラブ・ストーリーですね。ジュリア・ロバーツが素敵なのは当然ながら、ヒュー・グラントの冴えなさぶりがお見事。恋するといつもの100倍ヘマをやらかす...共感せずにはいられない名言です。
ノッティングヒルの恋人は、まさにロンドン映画の代名詞と言っていいでしょう。
- ノッティング・ヒル
ロンドン西部の高級住宅街。 - トラベルブックショップ
ウィリアムの書店のモデルになった本屋さん。 - コロネシアター
2人がデートした映画館。
もしロンドン旅行に行ったら、最も巡りやすいロケ地が盛りだくさん登場します。あの運命の交差点も忘れずに...!
ラブ・アクチュアリー
あらすじ
クリスマス間近、華やかな雰囲気が街を包む12月のロンドン。英国首相になった頼りない男、妻を亡くした男、夫の浮気に傷つく主婦、新婚の女性etc...総勢19名の人間ドラマが交差する。
冬になったら見たくなる、オムニバス形式のラブ・ヒューマンドラマ。こちらもヒューグラントが冴えない首相を演じているし、哀愁漂う男の代名詞リーアム・ニーソンも出演しています。「いろんな形の愛がある。」あなただけにぐっと刺さる英語の名言も見つかることでしょう。
アンサンブルストーリーなだけに、舞台となるロンドンのロケ地も多数あります。
トラファルガー広場でのんびりコーヒー片手に、人間観察したくなってしまうこと間違いなしです。気軽なドラマがてら、お楽しみください。
ブリジット・ジョーンズの日記
あらすじ
出版社勤務の平凡なアラサー独身女性ブリジット。酒好きぽっちゃりで、おまけにヘビースモーカー。自堕落な生活を変えるべく戒めのため日記をつけはじめるもうまくいかない。恋人探しも難航。実直な男を紹介されるも、惚れたのはチャラい上司。ブリジットに女の幸せが訪れる日々はやってくるのかー。
ここまでに複数登場の人気俳優コリンファース&ヒューグラントのイケメンに囲まれるダメ女の恋物語です。悩み傷つきながらもがくブリジットに、共感できるセリフがたくさん見つかるんじゃないでしょうか。
ロンドンっ子の何気ない日常を覗くなら、この作品がいちばんですね。
「よし、今日はもういい。明日からがんばろう。」と思い切り自堕落な気分に浸りたい時に。おやつを買い込んで準備万端で楽しみましょう。
パディントン
あらすじ
ペルー探検中に、とあるクマの夫婦に出会ったイギリス人探検家。「いつかぜひロンドンへ。」と約束するも叶わず、時は40年後ー。話を聞いて育った甥くま・パディントンは意を決してロンドンへ向かう。都会暮らしに不慣れなパディントンは騒動ばかり起こしてしまう。果たしてあの探検家には会えるのだろうか...?
イギリス児童文学原作のクマのパディントン。いかにも英国真摯な振る舞いな不思議なクマさんが可愛すぎます。上記名言は意訳すれば「みんな違って、みんないい。」になるでしょう。他人と比べて落ち込んでしまうことありませんか?そんな時は自分をクマだと思いましょう。
パディントンもTHE・ロンドンな映画です。
- パディントン駅
ロンドン中心部のターミナル駅。パディントンの名前の由来。 - プリムローズヒル
パディントンのお家。ロンドン市内が一望できる小高い場所です。 - ロンドン自然史博物館
パディントンが囚われた博物館。ロンドン有数の観光スポットです。
パディントンは児童作品なので、今日紹介した中でも特に英語学習におすすめです。小説・映画合わせてぜひ楽しんでみてください。
気になる作品は見つかりましたでしょうか?好きな作品で楽しく英語学習をしていきましょう。