「麒麟の才子を得る者、天下を得る」
この作品を見て中国ドラマにハマらない人はいるのでしょうか。寝不足覚悟の壮絶な宮廷復讐劇「琅琊榜」。中国版エミー賞10冠獲得の大ヒット最高傑作です。諸葛孔明を超える天才策士の痛ましい過去に、全中華が泣きました。一度見出したらもう止められません。実際に視聴したあらすじ&感想(※ネタバレ注意)をまとめましたので、どうぞ視聴前にお役立てください。
『琅琊榜~麒麟の才子、風雲起こす~』予告編 | ポニーキャニオン WE LOVE K
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【あらすじ】天才策士の悲しくも凄まじい宮廷復讐劇
南北朝時代を模した架空の国・梁。都では皇太子と第5皇子・誉王(よおう)との後継者争いが激しさを増していた。そんななか、2人は情報組織「琅琊閣」から“麒麟の才子を得た者が天下を得る”という情報を手に入れる。その麒麟の才子とは、江左盟の宗主・梅長蘇のことだった。両者は早速、梅長蘇(ばいちょうそ)の獲得に乗り出すが、梅長蘇は蘇哲(そてつ)と名を変え、都に潜入していた。
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琅琊榜とは?
風光明媚な土地に佇む琅琊閣。その正体は江湖の世界で暗躍する情報提供組織だった。天下の名だたる才子や英雄に序列をつけ(琅琊榜=番付リスト)、巨大なカラクリに秘密を隠す。
”麒麟の才子”とは何者ぞ?
近隣国・燕では、最も弱々しかった皇子が皇太子の座を得たという。それはなぜなのか。噂を聞きつけた皇太子と誉王は我先にと情報組織「琅琊閣」へ赴く。そこで得たのは「麒麟の才子を得る者、天下を得る」すなわち”江左の梅郎”という謎の人物の名だった。”蘇鉄”と名を変えて梁に乗り込んでいた梅長蘇。皇太子たちは自身の声に呼応したとばかりに協力を求めるがしかし、梅長蘇には別の目的があった。
タブーとなった12年前の事案とは?
熾烈な後継者争いが繰り広げられる梁の都。猜疑心の塊の皇帝、策謀に奔走する皇太子たち、手段を選ばない後宮、媚びを売るばかりの臣下たち。そんな荒んだ宮廷の中で、全員が共通して沈黙を貫くタブーがあった。ー12年前の赤焔事案。事件が忘れ去られる今でもひとり未だ苦悩を抱える靖王殿下。事件について何も知らされないまま、皇帝に冷遇される日々を送るのであった。
【見どころ】巧妙な心理戦と思わず涙する人間ドラマ
梅長蘇の鮮やかな知略
見事としか言えない主人公・梅長蘇の知略の嵐。フィクションとわかりつつもついつい見入ってしまう鮮やかさがいちばんの魅力となっています。彼の痛ましいまでの姿には信念があるからこそ。波乱に自ら身を投じるも、病弱で今にも消えてしまいそうなその姿に胸を打たれざるにはいられません。
個性溢れる中国トップスターが勢揃い
主演の永遠の美男子フー・ゴーを筆頭に、正義感溢れる靖王を演じたワン・カイ、本作品で大ブレイクした護衛役ウー・レイなど、中国本土でも大人気のトップスターたちが共演した豪華な配役に注目です。個性が際立ち、わんさか登場人物が出てきても混乱しません。複雑な人間ドラマにどっぷり浸かれます。
中国版エミー賞10冠のお墨付き
2015年、中国版エミー賞『国劇盛典(中国語版)』では「影響力を持つドラマ」、「最優秀男優」など最多9部門で10冠を達成[1]。男性版『宮廷の諍い女』と称され、中国本国では『岳飛伝』、『宮廷の諍い女』以上の高視聴率を獲得した
Wikipedia
作り込まれた世界観と目に焼き付く映像美。どこをとってもうっとりしてしまうほどの完成度です。心して見たい作品です。
【登場人物・キャスト】
梅長蘇(胡歌 フー・ゴー)
無敵の知謀を誇る主人公。江左盟の宗主であり琅琊才人榜の首位。火寒の毒に犯されたことにより見る影もないほど容貌が激変。琅琊榜公開年は「フー・ゴー イヤー」と言われるほどブームになったそうです。
蕭景琰(王凱 ワン・カイ)
梅長蘇が心を寄せる幼少時からの親友。あだ名は水牛。正義感が強すぎる頑固な性格が災いして冷遇されている。正統派の爽やかルックス王凱さんの誠実な演技が光ってます。
穆霓凰(劉涛 リウ・タオ)
梅長蘇の林殊時代の許嫁。女の勘はあなどれない。最も早く梅長蘇の正体に気づいたすごい人。芯の強い女性武人を劉涛さんが見事に演じきっています。
飛流(呉磊 ウー・レイ)
梅長蘇の護衛役。琅琊閣から派遣されてきたが梅長蘇が大好き。性格は子供っぽいが武芸はピカイチ。単語しか話さないが、この作品で呉磊さんは大ブレイクしました。
蒙摯(陳龍 チェン・ロン)
皇帝直属・禁軍の大統領。琅琊閣武芸の達人ランキング第2位の強さ。超男前だが策謀となるととんちんかんで愛すべき人物。陳龍さんは武侠・歴史物に多数出演しています。
【感想※ネタバレ注意】復讐劇というより濃厚な人間ドラマ
「中国ドラマでどれがおすすめ?」と聞かれた絶対に最初に教えてあげたいドラマです。一言で言うなら”宮廷復讐劇”なんですけれども、それ以上の濃厚で複雑な人間ドラマがぎゅぎゅと詰まっていて一度では消化しきれません。1度目は手に汗を握りながら展開を見守り、2度目はその完成度と映像美に目を見張り…というように、何度見ても楽しめる最高傑作です。中華ドラマ史上でもトップレベルなんじゃないでしょうか。
痛々しい梅長蘇が美しい
すでに一度死んでいる、と言える梅長蘇。強さと弱さが相反する繊細な役どころは、胡歌さん以外に考えられないというほどのハマり役でした。特に靖王殿下を待って、真っ白な肌で雪の中佇むシーンは鳥肌が立つほど美しい。そのまま待ち受けにしたいくらい印象的なシーンでした。
複雑に絡み合う濃厚な人間ドラマ
登場人物みなが心の奥底に重苦しい沈殿物を秘めて生きています。皇位簒奪合戦とか復讐劇では言い表せないほど複雑に心情が絡み合って、だからこその梅長蘇の策略の徹底ぶりが光るのです。個別の名シーンはあれもこれもあるんですが、ついにみなの気持ちがひとつとなった第52話「五つの大罪」の提言シーンは震えましたね。ぜひそこまで辿りついてほしいです。
脇役の本気度がすごい
キャスト紹介ではさらりと紹介しましたが、脇役含めて全員本気です。個人的に大のお気に入りの蒙摯大統領。出演シーンは多くともなかなか見せ場がこなかった彼が、亡国の危機を食い止めるべく「殺〜〜〜!」と叫び戦ったシーンは本当にカッコよかった。他の登場人物もそれぞれ見せ場があってスッキリ感想できる作品です。
・・・
けっきょく「琅琊榜」というのはタイトルくらいなものでドラマの中で詳しく紹介されるものではないんですが…これがいい感じに独特の世界観にレールを敷いてくれていて、作品にググッと引き込んでくれる仕掛けになってます。ついでにサントラも映画並みクオリティで一気に見るモードに浸れますよ。見終わると完全にロスになるので要注意です。それでは行ってらっしゃいませ。
【口コミ・評判】ハマる人続出!まちがいない
「琅琊榜」観終わった~やっぱり涙、涙でした。水牛、お前はなぜそんなにニブいんだぁ!静妃の「等待」というセリフがかわいい❤このドラマ、どの役も素晴らしいですが悪役の謝玉・夏江・陛下のコントラストが絶妙で見るたびに悶えます💦
— 老胡の髭 (@hugenohige) January 10, 2023
🇨🇳 #琅琊榜 ~麒麟の才子、風雲起こす~ (全54集) 完走🏃♀️
— 🌎🐧tetemi❤️🐰🦁💚เทะเทะมิ🐧🐱 (@24panda85) January 9, 2023
誰が誰だか(オッチャン三昧で)😂
なかなかハマれずフォロワーちゃんに背中を押してもらって完走😅
靖王が帝位争いを決心した頃からサクサク▶️止まらなかった
凄い頭脳戦で蘇先生から目が離せないし😳
靖王の母上も良きだし👏😌
霓凰郡主もね😌 pic.twitter.com/ZaXIgBBr7l
中国の歴史ドラマが大好きなのですが、”琅琊榜”にはまり、Amazon primeでずっと見てました。最終話まで終わってしまい、完全に琅琊榜ロスです、、。主演の胡歌さん、かっこいい🥹✨ 字幕無しで理解出来るようになりたい、、。#琅琊榜 #胡歌
— Mariko Ishii (@mariko_ishii) January 18, 2023
琅琊榜、遂に折り返し地点まできました🏃💨
— しろさき (@iCiC141) January 16, 2023
とにかくめちゃくちゃ面白いよ〜‼️時代劇や、宮廷に渦巻く陰謀とか好きな人は絶対ハマると思う🥰
直接的な絡みは無いけど、設定的&精神的にはBL萌えもバッチリ👍⭕️やっぱり中華ブロマンスの匂わせは絶妙で最高です😂💕なにより攻めが超好み…靖王ラブ😭✨ pic.twitter.com/WeoJrTZVVH
名を上げたいからと有名(らしい)な剣客に正面から挑んでおいて、相手がしばらく動けない程度にあっさり勝ち、お前は誰だと問われると「名前を考えてなかったな、俺としたことが」と言い捨てて去る男。_φ(・_・今朝萌え部分。琅琊榜16話 pic.twitter.com/MUWcvLtsSi
— nimon (@nimo_nimon) January 12, 2023
琅琊榜54話見終えた。やっぱり琅琊榜は良い。
— ☆RIO☆🦁🐰 (@rio_rio_rio33) January 12, 2023
何回見ようと泣ける。だからいつも最後に見て自分を慰めるやつ。 pic.twitter.com/ftDM9Wimi3
ハマってる人続出ですね。いやもうほんと何回見ても最終話は涙、涙、涙。です。
【関連作品】続編あります
ラストシーンはまだ続きがあるような匂わせシーンで終わります。これで終了でもおかしくないんですが…うれしいことに続編もあります。
『琅琊榜(ろうやぼう) <弐>~風雲来る長林軍~』
舞台はあれから数十年後。父・靖王の跡をついだ息子皇帝のお話です。彼もまた壮絶なバトルに巻き込まれます。
父・靖王の後を継ぎ、新たに即位した梁帝。彼は義兄弟である長林王・蕭庭生が率いる長林軍に厚い信頼を寄せていた。一方、皇太子の母である皇后荀氏とその兄・荀白水は、長林軍の影響力の強さを危惧していた。そんななかで、彼らはある行動に出る。
U-NEXT
第1作目が傑作すぎるので比べてしまうとアレですが、宮廷劇やアクションが好きな方は見てみてはいかがでしょうか。
まとめ
中国ドラマでどれかひとつだけ…を選ぶなら、琅琊榜は絶対候補に上がります。武侠ドラマも中華っぽくて楽しいですが、少しシリアスな雰囲気に浸りたい時にばっちりなのはこちらでしょう。中国ドラマは50話前後と長いのが特徴ですが、その長さをフルに活かした見応えのある作品と言えるでしょう。なんにもしたくない休日が訪れたら…琅琊榜を見るタイミングです!
作品詳細
タイトル | 琅琊榜(ろうやぼう)~麒麟の才子、風雲起こす~(2015) <中>琅琊榜 |
原作 | 琅琊榜 |
ジャンル | 宮廷・陰謀 |
動画配信 |
時代:#三国・五胡十国・南北朝