中級者の壁を破る方法を調べてみた【第二言語習得論から抜粋】

中級者の壁にぶちあたってます。なんで伸び悩んでいるかふわっと心あたりはあるというか、見て見ぬ振りをしているだけなんです。

やるかやらないかで未来が決まる。とはいえ、初心者の頃のようにへたな遠回りをしないように、いったんやるべきことを整理してみました。

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中級者の壁とは?

A.ある程度英語ができるようになってからの伸び悩み
傾向と対策は以下の通り

✔︎ 基本スペック

・TOEIC800あたり
・CEFR B1-B2あたり


全体的な理解力があり、身の回りのことはひと通り説明できるが、まだまだぺらぺらには遠い状態

✔︎ 原因

”だいたいわかることに満足している”

→勉強量が足りてない
→きちんとした勉強をしていない
→話してれば伸びるだろうの勘違い

✔︎ 対策

"改めてインプット(特に文法)を徹底強化する"

→文法徹底見直し
→短文ストック(合わせて語彙も)
→長文で話す練習へ

原因に心当たりがありすぎて笑いました。「だいたいわかることに満足している」。まさにこれですよ、コレ。みなさんはいかがでしたか?同志のみなさんは、わたしと一緒に心を入れ替えて、今日からがんばりましょう!

ということで具体的な方法論をまとめていきますね。

中級者の壁を破る方法を調べてみた【第二言語習得論から抜粋】

今回の記事。グーグルリサーチ×個人的な観点ではあまりに説得力にかけるので、「第二言語習得理論」からポイント抜粋していきます。

参考にした本:
第二言語習得論に基づく、もっとも効率的な英語学習法

外国語の習得方法を科学的に研究する第二言語習得理論(SAL)。具体的なステップでなにをすべきか明示されています。豊富な教材紹介もあるので見直しには最適。Kindle読み放題対象本です。
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中級者の壁を破るための勉強方法をちょっと探しただけで、出るわ出るわ勉強法事例。「海外ドラマを見る」「ネイティブの世界に飛び込む」「勉強のやり方を変える」「大量に読書する」「ひたすらシャドウイングする」...

けっきょく壁をぶち破って上級へ抜けれた人の共通点は「量から得る徹底的な理解」でした。

この本にも書いてありますが、英語は総合力。これを「総合アプローチ」と呼ぶそうです。全部やったほうがいいのはわかってる。それでも近道探しするなら第二言語習得理論が役立ちます。

大人の英語学習全ての要→文法

SALでは大人の英語学習には習得しやすい学びの順序があるそうです。これを自然順序仮説と呼び、効率的に学習できるとのこと。

❶文法のコアを、自然順序仮説に沿って学習する……2カ月
❷十分な量の英語をインプットする……2カ月
❸「受信型の英語」から「発信型の英語」へ切り替える……2週間
❹「発信型の英語」から「相互理解のための英語」へ切り替える……1カ月
❺自分の英語をモニタリングする方法を身に付ける……2週間
❻学習方法をカスタマイズし、学習を継続する

第二言語習得論に基づく、もっとも効率的な英語学習法

かんたんに言うと「文法→インプット→英会話→自分でチェック」です。

上記は初心者が6ヶ月で英語習得するためのプラニング。中級者は受信・発信の切り替えなどは不要なので「文法&インプットの強化」を行います。

心当たり、ありますよね。

みなさん、心当たりありませんか?英語がうまく話せないなぁと思うとき...

  • 聞き取れてるのにイマイチ理解できない→文法
  • 言わんとしてることをうまく表現できなかった→文法
  • なんて表現すべきか思い浮かばなかった→文法
  • 日本語に該当する言葉が思い浮かばなかった→語彙

90%は、文法にたどりつきますね。語彙は言わずもがな、知らないとそこで終了なので略。

文法学習は大人の英語学習すべての要となるそうですよ。ちょっとメンドクサイけど、どこかで気合いを入れ直してやらねばです(自分の戒め)

目安としては、文法1ヶ月+インプット2ヶ月の計3ヶ月でOKでしょう。

現在10月頭なので、年末までに短期集中でいけそうですね。一緒にがんばってみません?

ゆりあろん

おすすめの教材と参考書

さぁ、それでは具体的に3ヶ月でなにをしたらいいのか。おすすめの教材をまとめておきます。

自分でお気に入りの教材や方法があるならそれでもOK。自分の経験値をフルに活かしながら中級者の壁の突破口を作りましょう。

文法

ーやり直し文法におすすめの文法書ー

Grammer in Use

書籍内で紹介されている文法書。SALの自然順序仮説に基づいて編集されているそうです。改めて取り組むなら気分を一新して取り組んでみるのも良さげ。

日本語版→マーフィーのケンブリッジ英文法

英語almostぺらぺらな上級者が使っているイメージありますね。わたしはカランメソッドで文法力を身につけました。そちらの総復習をしつつ、Grammer in Useで被せて徹底強化を試みます。

インプットその①シャドウイング

VOA learning

Learn American English Podcast

Nam Nham無料posted withアプリーチ


最新の英語ニュースレポートが毎日更新されているアメリカ国営ラジオ局「Voice of America」のアプリです。オーディオ、動画、どちらもひとつで完結できるのが最高。日本語対応はしてませんが、ロングタップでググれるので問題なし。ビジネス英語or中級以上の方におすすめです。

インプットはシャドウイングがやっぱり効果的。VOAは英語素材として超有名ですね。

とはいえ、実はシャドウイングはSALの最後の最後で出てくるような高度な学習方法。楽しんで続けられる自分に合った素材を時間をかけて探すのがよさげ。

アプリでもYoutubeでも過去教材でも、スクリプト付ならなんでもOKでしょう。

>シャドウイングのやり方

インプットその②英語スピーチを作る

英語で聴く 世界を変えた感動の名スピーチ

画像をTAP


山中教授、マララさん、オバマ大統領など、世界が感動したスピーチをとことん寄せ集めたスピーチ集。音声付きなので、シャドウイング素材にもなります。

自分でスピーチを作成し、声に出して練習が効果的とのこと。ゆっくり読んで3~5分程度でOK。

エッセンスは「短文をどんどん作ること」「何度も暗唱してしみこませる」こと。ビジネスマンの英語が上手なのは、プレゼンなどでこういった練習してるからなのでしょうか。

スピーチがどうも苦手なら、お気に入りスピーチを覚えてしまうまで真似する、作戦からはじめましょう。

以上の2点がインプットの方法となります。英語ってほんとにシンプルですね。

まとめ

中級者の壁を破るためにやることは、文法と大量のインプット。シンプルだからこそ、楽しく継続するための素材選びにかかってます。

中級者のみなさん。一緒に壁を破りましょう。現状維持に満足してしまっている自分のおしりをたたいてがんばります。また報告しますネ!

リスニング素材探し参考:
【初心者〜上級まで】英語リスニングアプリおすすめランキングMyBEST10

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